クリスタル横丁

□ニャんということでしょう
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セルフィ「ここに、アタシとリュックとケイトで作った魔法の薬があります」
ケイト「アタシが家の図書室で見つけた変身分野の本」
リュック「その中でアタシたちが選んだのは『一日中ネコになる薬』」
セルフィ「これをこれから帰ってくるユフィにかけてヴィンセントに預けたいと思います!」
ケイト「その名も!」
リュック「『ユフィとヴィンセントの赤い糸を修復しよう』さくせ〜ん!!」


三人「イェ〜イ!!」


パチパチパチ!


ケイト「でもこれで本当に赤い糸が元に戻るの?」
セルフィ「夢の中で神様が出てきて言ったんや、これをやればいいって」
リュック「その神様ってメタいやつ?」
セルフィ「それ以上聞いちゃいけないんやで」


ユフィ「ただいま〜」


リュック「帰ってきた!」
ケイト「セルフィ!」
セルフィ「任せてや!」
ユフィ「何してんのー?」
セルフィ「そいやっ!!」


バシャッ(魔法の薬をユフィにかける)


ユフィ「うわぁっ!?」


ボンッ(黒猫に大☆変☆身☆)


ユフィ「ニャー!?」

三人「可愛い〜〜!!」


ワシャワシャワシャ


ユフィ「ニャニャニャニャニャww」


ナデナデナデ


ユフィ「ニャニャニャニャニャwww」


ワシャワシャワシャ


ユフィ「ニャニャニャ・・・ニャッ、ニャーーーー!!!」

リュック「あ、そんな場合じゃない事に気付いたみたい」
セルフィ「ごめんな〜ユフィ」
ケイト「でもこれもユフィの為なんだよ」

ユフィ「ニャァ?」

セルフィ「そんな訳で」










ヴィンセントのマンションの部屋の前


セルフィ「ネコになったユフィ、預かってくれる?」
ヴィンセント「・・・まず経緯を説明してくれるか」
リュック「なんやかんやあって〜」
ケイト「ユフィがネコになっちゃったんだよ」
ヴィンセント「なんやかんやとは何だ?」
セルフィ「そこはご想像にお任せって事で!それよか今日一日だけユフィの事お願いでけへん?」
リュック「アタシらのアパート動物禁止なんだよね」
ヴィンセント「ここのマンションもペット禁止なんだが」
ケイト「アーアーキコエナーイ」
セルフィ「今日は抜き打ちチェックがあるねん」
ヴィンセント「抜き打ちなのに事前に教えてくれるのか?」
ケイト「あーもー!つべこべ言ってないでユフィを預かってよ!!」
リュック「そーだそーだ〜!」
ヴィンセント「何を企んでいるのかは知らんが、ユフィ自身はどうなんだ?」

ユフィ「ニー」

リュック「是非とも泊めて欲しいって」
ヴィンセント「こんなしかめっ面をしてるのにか?」
セルフィ「素直やないねん!ほな、宜しく〜!」


三人は早々に立ち去るのであった。


ヴィンセント「・・・仕方ない。何もない家だが自分の家だと思って寛いでくれて構わない」

ユフィ「ニー(サンキュー)」

ヴィンセント「とりあえず中に入るとしよう」


バタン、と扉を締めてヴィンセントは中に入った。
リビングへ行く際、ユフィの背中を撫でながら移動したものだがらユフィはどこか落ち着かない気持ちになるのであった。
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