クリスタル横丁

□大晦日スペクタクル
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今日は大晦日。
全世界が大晦日。
クリスタル横丁も漏れなく大晦日。
そんな大晦日の夜をクラウドたち四人はお菓子やジュースなどを持って街を歩いていた。

クラウド「寒いな」
スコール「真冬だからな」
ジタン「今年も今日で終わりだな〜」
ティーダ「みんな今日の予定は?」
クラウド「ティファとフェンリルに二人乗りしてどっかの海まで行って初日の出を見る予定」
スコール「リノアとバラムでショッピングを楽しんだ後に年越し蕎麦を食べる予定」
ジタン「俺はガーネットとお芝居を見た後にホテルで優雅にディナーをする予定」
ティーダ「俺はユウナとザナルカンドを散策してスピラタワーで年越しをする予定」

「「「「だったのになぁ・・・」」」」

がっくりと肩を落とす男四人。
クラウドの愛車・フェンリルは通りすがりのセフィロスオーナーに破壊されてお釈迦に。
スコールの予定していたバラムでのショッピングは、バラム行きの新幹線の切符が瞬殺した為にお流れに。
ジタンの予定していたお芝居とディナーもネット予約戦争に敗北してお流れに。
ティーダの予定していたスピラタワーでの年越しは、スピラタワーが工事に入ってしまった為に無しに。
もう散々である。

ティーダ「まぁでも、八人で鍋する事になって良かったじゃないッスか」
ジタン「それもそーだな。楽しくみんなで年越ししようぜ!」
クラウド「俺のフェンリルは年越し出来ないけどな・・・」
ティーダ「あっ・・・」
スコール「セフィロスオーナーは何を思ってフェンリルを壊したんだ?」
クラウド「『ただの気紛れだ』そうだ」
ジタン「・・・俺にはどんまいとしか言えねーよ」
スコール「修理には出したのか?」
クラウド「全治三ヶ月になるそうだ」
ティーダ「更にあっ・・・」
クラウド「俺のフェンリル・・・まだ一回もティファを乗せた事ないのに・・・」
ジタン「そう気を落とすなって。ポケットティッシュやるから元気出せよ」
ティーダ「俺からもポケットティッシュあげるから元気出せって!」
スコール「俺のポケットティッシュもやるから涙を拭け」
クラウド「お前ら揃いも揃って福引の残念賞押し付けんな!ポケットティッシュなら俺も貰ってるわ!!!」

三人「だっていらないし」

クラウド「俺もいらねーよ!!」
ジタン「そんな事言うなよポケットティッシュ王子。ポケットティッシュは何かと役に立つぞ?」
クラウド「ポケットティッシュ王子って何だ!?役に立つならお前が持っとけ!」
ティーダ「ぽーけっとの中にはポケットティッシュが1つ♪クラウドにあげたらポケットティッシュはなくなった♪」
クラウド「変な歌を歌うな!!」
スコール「その辺にしてそろそろ行くぞ、ポケウド」
ポケウド「ポケウドってなんだ!?さりげなく変な名前で呼ぶな!!俺の名前も変な表記なっちまっただろ!!」
ジタン「ポケウド!」
ティーダ「ゲットだぜ!!」
ポケウド「黙れ!いい加減黙れ!!!」



大晦日の夜空に怒涛のツッコミを轟かせながら帰宅したクラウドたち・・・。


ポケウド「ただいま」
ティファ「お帰りなさい・・・ってクラウド!?その名前の表記どうしたの?」
ポケウド「色々あってな・・・」
ティファ「フフ、スコールたちと楽しい事があったのね」
ポケウド「ツッコミしまくって疲れたよ」
ティファ「でもポケウドって名前、ちょっと可愛いかも」
ポケウド「そ、そうか?ティファが言うならしばらくこのままの表記でもいいかな」

ジタン&ティーダ&スコール(このチョコボ頭・・・)

ティファ「可愛いけど―――やっぱり私は『クラウド』がいいな」
クラウド「ティファ、今どうやって表記を直した?」
ティファ「え?普通に出来るわよ?」

リノア「クラウド知らないの?簡単に改造したり直したり出来るんだよ?」
ポケール「・・・」

クラウド「スコールがポケールになった!?」

ガーネット「たまにこうやって表記で遊ぶのも楽しいわよね」
ポケン「今日はポケットティッシュ縛りだな!」

クラウド「さっきからポケットしかみんなもじってねーじゃねーか!!」

ティーダ「俺はもじってるッスよ」

クラウド「なんも変わってねーだろ!!!」

ユウナ「違うよ。ティーダの『ティ』とポケットティッシュの『ティ』をかけてあるんだよ」

クラウド「ずるっ!ティーダずるいだろ!!」
リノア「まぁまぁ、なんだっていいじゃん。それよりご飯にしよう!」
ティファ「今日はしゃぶしゃぶだからお肉沢山買ってきたわよ」
ジタン「よっしゃー!」
ティーダ「沢山食べるッス!」
ガーネット「デザートもあるわよ」
ユウナ「四人で一緒に作ったんだよ」

2人「もう今年に思い残す事はない・・・!」

スコール(・・・このままだとオチがつかないな。何かボケる必要があるか)

スコール「クラウド」
クラウド「何だ?」
スコール「しっかりシラタキ食べるんだぞ」
クラウド「スコール、無理にボケなくていいんだぞ・・・オチなしなんて今更だろ」
ジタン「そーだぞスコール。それにボケるなら徹底的にボケなきゃダメだろ」
ティーダ「そうッスよ。俺が手本を見せるッス。そんじゃ任せたわクラウド」
クラウド「今手本見せるつったろ!何で音速でオレにバトンタッチすんだよ!?」
ティーダ「今年最後かもしれないだろ?だから、言っておこうと思ってさ」
クラウド「何が最後だよ!?いい話風にしようとすんな!!」

ティファ「来年もきっと平和ね」
ユウナ「そうだね」
ガーネット「あ、そろそろお肉食べられるかも」
リノア「本当だ!いただきまーす!」
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