クリスタル横丁

□七夕石
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七月七日、それは七夕の日。
織姫と彦星が一年に一回だけ会える日。
そしてクリスタル横丁でお祭りが開かれる日。
中央広場に巨大な短冊が飾られ、露店で街が賑わう中、WPOの前ではクラウドたち主人公四人が集まっていた。
本当であれば愛しの彼女たちと七夕デートをする予定であったのだが、情報部三人衆に呼ばれてデートの時間を延ばしてやって来たのだ。

ティーダ「急に呼び出してどーしたンスか?」
ジタン「まさか俺とデートしたくなったのか?」

シェルク「それはないです」

ジタン「即答かよ・・・」

キスティス「面白い物があるの。これを見てちょうだい」

そう言ってキスティスが差し出したのは星の形をした宝石のような石だった。

スコール「これは?」
エーコ「モーグリたちから仕入れた星の鉱石よ。これをピンク色の鉱石を持ってる女の子と交換すると永遠に結ばれるんですって!」
シェルク「そこで我々はこの星形の鉱石にある名前を付けました」
キスティス「その名も『パオプの石』よ」
クラウド「アウトォーーーーーーー!!アウトアウトアウトォーーーーーー!!!」
キスティス「『実』から『石』になっただけだから大丈夫よ」
クラウド「今すぐ!!今すぐこのサイトごと消されたくなかったら名前を変えろぉおおお!!!」
キスティス「はいはい分かってるわよ、ちょっとした冗談じゃない」
シェルク「笑って流す事は出来ないんですか?」
クラウド「出来ねーからツッコんでんだろ!!」
ティーダ「むしろこのサイトが笑ってダークホールに流されちまうもんな!」
ジタン「はは!ティーダうまい!」
クラウド「なんもうまくねーよ!!」

スコール(早く本題に入ってくれ)

キスティス「スコールが早く本題に入ってほしいみたいだから入るわね」
スコール「・・・」
キスティス「パオプの石改め七夕石を貴方たちには彼女さんたちと交換して今日一日中持っててほしいの。そしたら宣伝出来て噂も広がってお客さんが沢山買いに来てくれるからね」
ティーダ「これで商売するつもりなのか?」
シェルク「そんなところです」
エーコ「私たちは儲かるし、恋人たちは永遠に結ばれるしで一石二鳥よ!」
クラウド「なんか嫌な一石二鳥だな・・・」
キスティス「貴方たちの恋人にはもう既に配ってあるわ。他の男に石を奪われたくなかったら早く行く事ね」

キスティスが言い終わるか終わらないかのタイミングで4人は一瞬にして姿を消すのであった。

シェルク「単純ですね」
キスティス「その分、行動が早くて助かるわ」
エーコ「上手いこと宣伝になれば後は文句はないわね」

言いながら三人は早速七夕石の店の設営に取り掛かかるのであった。
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