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□主導権を握らないと出られない部屋
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指示書『女性側が主導権を握って下さい』
「だって。変わった指示書だね」
「わ、私が主導権を握る・・・それって・・・!」
===レインの妄想===
「ああブライト様!ブライト様の上に乗るだなんてはしたない真似、どうかお許し下さい!」
「何を言うんだいレイン。これも部屋から出る為さ。それに下から見上げるキミもとっても素敵でセクシーだね。僕は興奮でおかしくなりそうだよ!」
「だめよブライト様!私が主導権を握らないと部屋の扉は開かないわ!」
「早くしてくれないか、レイン。僕は自分を抑えるので精一杯だ!」
「待ってて下さいね、ブライト様!私がすぐに楽にしてあげますから!」
===レインの妄想終了===
「なーんてなーんて!そんな事になったらどうしましょ〜!やだぁ〜!!」
「うーん、やっぱり開かないね」(←全く聞いてない)
「それともこんな風になったりして・・・」
※※※レインの妄想※※※
「ウフフ、愛しのブライト様。私がいっぱい可愛がってあげるわ」
「ああレイン!なんて妖艶でセクシャルなんだ!その危険な香りに僕はどうにかなってしまいそうだよ!」
「あら、私の許可無しに暴走しようだなんてイケナイ子。そんな子にはお仕置きが必要ね」
「お仕置きだなんてそんな!僕にとってはご褒美でしかないよ!」
「可愛い坊や、今夜はいっぱい愛でてあ・げ・る♡」
※※※レインの妄想終了※※※
「なーんてなーんて!私達にはまだ早いわよ〜!!」
「窓や隠し通路は全くなさそうだね」(←レインの暴走を全く気にしてない)
「或いは―――」
%%%レインの妄想%%%
「ブライト様、一体何を!?」
「レイン、お淑やかで慎ましいキミは主導権を握った事なんてないだろう?だから僕がたっぷりと主導権の握り方を教えてあげるよ」
「でもブライト様、そこにある縄や首輪は一体・・・?」
「気付いたかい?これはキミを一生捕らえて離さない愛の糸さ!さぁ子猫ちゃん、個人レッスンの時間だよ!今夜はキミを寝かさないよ!」
「いや〜!優しくして〜!」
%%%レインの妄想終了%%%
「なんて事になったりしてなんて事になったりして〜!!もうどうしましょ〜!!!」
「こうなったら申し訳ないけどレインに頑張ってもらうしかないようだね」
「へぇっ!?」(←中途半端に現実に戻った)
「レイン、お願いしてもいいかい?」
ぎゅっ(レインの両手を握る)
「ふぁっ!?」
「レイン?」
「あ、えと、その・・・わ、わらし・・・がんばるますぅ〜・・・」
バタッ(ベッドの上に倒れ込む)
「レイン!?しっかりするんだ、レイン!!」
その後、一生出られそうになかったので扉を開けてあげる事にしました。
END
→シェファのターン