11/21の日記

16:07
窮鼠の沼に溺れて、、後編
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長い長い前編の続きφ(´ω`)

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*初夜の翌朝
“お風呂沸きましたよ”って今ヶ瀬が幸せそうでこっちが幸せ!きっと早く目覚めてこの事実を噛み締めていたに違いない( *´艸`)

恭一が立ち上がって腰を気にするシーンはもちろんおしりに釘付けになりましたww
“家賃もったいないだろ”なんて言われたらキュン♪

“何か欲しいものある?言ってごらん?ん?”
事前にリサーチするってオープニングで言ってたもんね!恭一のお決まりコースに今ヶ瀬がちゃんと乗ってることにニヤついた。

“北京ダックが食べたい”
今ヶ瀬やったね!裸でこんなナチュラルハグが出来る関係なんて夢だったろうに。


*ワインリストアップのお願い
たまきのワインに詳しい友人=パパだったことは漫画で知りました。なるほど!

“彼女では無いんだけどね”
そんな肩書きには当てはまらない関係。この頃からもう今ヶ瀬を受け入れた恭一が吹っ切れたような?前に進んでる感じがしてた。


*ワインサプライズ
“これは開けません。”
“え!飲もうよ”
“だって無くなっちゃうし…”
“来年またあげるから。それで良いだろ?”

嬉しさを噛み締める顔。でもどこか寂しさなのか不安なのか絶妙な顔をしてる今ヶ瀬。

恭一が時計を見てソワソワしながらその瞬間を待ってたと思ったら可愛い。生ハム生ハム♪も可愛い。


*北京ダック直前チーズケーキ
上着が釣り堀の時と逆で洋服をいくつかシェアしてるカップル。
“恭一くんがお世話になってます”←貴重な名前呼び

そして成田氏ベストアクトのお辞儀最高!笑

“そのチーズケーキどう言うつもりだったんですかね?”
今ヶ瀬の嫉妬にちょっと嬉しそうな恭一の顔。
幸せな二人のデートなのに…
現実世界の彼らへの視線はまだまだ冷たくて、、
振り返った今ヶ瀬の表情が切ない、、


*常務とそば屋
初見は本当に不倫関係だと思ったから恭一と同じようにビックリしたなぁ。
“僕は自由だと思います”って、人に話しながら自分にも言い聞かせてる気がした。

たまきが君の話ばかりする

意識し始めて見てみる

振り返ってもう一度見る
ここのシーンなんか可愛くて好き♪
社内恋愛らしいアイコンタクトキュンってやつね!
意識したら流されてしまいやすい彼の性質まっしぐら。


*洗顔
“本来の自分を取り戻して女と寝たいでしょ?”
“なんでそんなこと言うんだよ”←怒ってる
自分はたまきにそんなつもりないけど、彼女の好意を疑わない今ヶ瀬は不安しかないんだよね。
“あなたのタバコになりたかった”
“バカだなぁお前は”
予告でも使われてるだけあって本当に優しく愛しい恭一の顔。あんな顔でほっぺた触られたらそのままギュッて胸の中に納まりたくなっちゃう。
濡れちゃってる前髪も良い。


*お通夜
本妻と内縁の差はこんな場面で明らかになる切なさ。恭一だって家庭がありながら他に女が居たわけだから…たまきみたいな人を産み出してた可能性だってあるよね。
周囲の目からたまきを隠すための傘。常務から聞いてしまったここだけの話の結果がここにあって、目の前に居る人に対する何気ない同情的な優しさが自分の幸せを壊す形に、、


*ラ・フランス
買って来てっておねだりした通りのお土産。
健気だなって思うし最初の頃の好きな人に誘われたら行っちゃうって言ってた通りの恋する乙女感。
仕事のメールだよって前置きはするけど、、
やっぱりたまきを意識してるって思ってる今ヶ瀬。自分の立場はグラグラとすぐに崩れ落ちてしまう場所にあることを自覚してるからこそ苦しい。


*車で待ち伏せ→関係を調査
会社前の階段でオープニングと同じ構図だけどソロじゃなくてたまきと一緒に笑う恭一を見て今ヶ瀬は切なさしか感じてない。不安と疑いをどうしようも出来なくてもがいてる。
また深夜にスマホ見てても恭一はもう何も言わない。この今ヶ瀬をどうしてやるのが正解なのか迷ってたんだろうな。


*ファンデーション
たまきとの関係を疑う不安な気持ちが最高潮。
全てが悪い方向に空回り始めたらもう止まらない。
常務との会話で知ってた裏事情があるのにメールで得た知識だけで決め付ける今ヶ瀬にイライラしたことは確かだろうね。

“あなたじゃダメだ。あなたには僕じゃダメだし。“

“お前がダメだって言うんならダメなんだろう。
終わりにしよう。”

ビンタされた後の恭一の光の無い瞳。
これは鳥肌が立つ程にゾクッとしたし大倉忠義のベストアクト場面だと思ってる。
涙を貯めていく今ヶ瀬の表情も切なすぎる。

“ずっと苦しかったろ?”
苦しんでる姿を全て知ってた彼だからこその優しい台詞。それはもう崩れ落ちますよ…


*最後のドライブ
情景がキレイ。海へ向かう道のりも会話も全部意味がある。二人で心中するような感覚…って監督が言ってた意味合いも良く分かる。


*たまきとの朝
別れてからどれくらいの期間が空いてこの朝なんだろう?監督のイメージが知りたい場面。

“そんなの無くても忘れるわけないのに”
“苦しそうだったからね本当に
俺は幸せだったんだけどね 勝手なんだ俺
もっと早く別れてあげれば良かった”

恭一は他人に向けてなら本心を話せるのになんで今ヶ瀬には言ってあげないんだよぉ…“幸せ”って言葉があれば彼はきっと違った想いを持てたのに。

今ヶ瀬のハイチェア。“おいで”って一見優しく呼び寄せる言葉だけど椅子から下ろしたかっただけ。あの椅子は特別。

“あまりに相手を好きになりすぎると自分の形が保てなくて壊れるんですよ”

今ヶ瀬、今ヶ瀬、今ヶ瀬…
女を抱き寄せながらずっと頭の中は彼の事ばっかり。それだけ大きかったことに別れて始めて気付く切なさね。


*ゲイバー
今ヶ瀬のお仲間達が溢れる空間で自分の気持ちを改めて再確認する。彼だけが例外であること…
号泣して立ち去る場面。骨折で走れなかったシーンとして有名だけどあそこはあれぐらいがちょうど良いと思う。一瞬の暗転でまだすすり泣く声だけが聞こえるのが悲しすぎた。


*たまきの実家
婚約まで漕ぎ着ける展開はたまきの純粋な恋が実ったようにも思うけど彼女には強かさがあって、どうしても黒い部分がある人に見えてしまう。あんなイケメンを手に入れた自分に酔ってるような…うん。。ラストに別の人が居て二番目でも良いってすがり付く感じも本当にピュアって印象ではなかったかな。


*帰宅待ち伏せ今ヶ瀬
“気づかれたかった?隠れかた下手だったよ”
↑言い方がなんか可愛い。

度々の待ち伏せや自転車盗難に文句ちっくな事言っておきながら、“最近どうしてる?元気でやってるか?”って、急にあんなに優しいトーンで言葉かけられたらユラユラ来るって。“そばにおいて下さい”って言いたくなるって!もう、恭一のバカ。月に一度、半年に一度だって、身体の関係なくたってそばにおいてって思うさ。

“いらない。お前はもういらない”

だけど、、、
ずっと心の奥から消えることが無かったのは事実で自分の気持ちに正直になればなる程に今ヶ瀬だって気づいたから抱き締めたんだよね。←幻の1分。
あぁ、もう絶対にBlu-rayになった時にはこのカットされた続きをフルで下さい。どんな豪華版で値が張っても大丈夫だから!!
パンフの写真1枚だけでも切なすぎる…
ここ観ちゃったら絶対泣く気がする。。


*たまきの訪問
幻のシーンを経てまた再燃したであろう二人の関係。初見ではこの辺りの繋がりが良く分からなかったけど…今の解釈は部屋にまた今ヶ瀬を招き入れてたんだろうし、たまきが来る直前も一緒だったんだと思う。その形跡を隠すために換気しながら掃除機かけてるんだと思うし、連絡来てから実際に来るの早すぎって絶対思ってるタイミングで来たよね。

届いてたカーテンなんかどうでも良くって今ヶ瀬との事ばっかり考えてて上の空。その全てに疑いを寄せるたまきも勘づくから泊まらずに帰るって言うし…

じゃあ送るって水道止めちゃう所とか今ヶ瀬に気持ち走り過ぎてるのが良く分かる。くらすますの窮鼠裏話で女性に対してひどいシーンはここだよね?他にあるかな?


*恭一攻め
もう止まらない気持ちを全て表してる。ずっと受けだった今ヶ瀬の本来の姿を取り戻すと共に自身がもちろん戦闘態勢じゃなければ成立しないわけだから…恭一がここまで激しく求めて、攻めて、攻めて、攻めまくる描写がここまで来たってことを全部伝えてくれた。最後の声と腰振るペースはもう、大倉さんのリアルだって思って良いですよね?ww←なんて邪念も挟みながら…
果てて力尽きた後に重なる手のひらがもう、、
前半のあのシーンとの対比が良いです。


*ベッドでまったり
“だっさいカーテン” “だな。”
ここの会話してる時の脱力感溢れてる穏やかな恭一の瞳が好き。今ヶ瀬を愛しく見つめてる雰囲気が好き。

彼女と別れてって言われて“別れるよ”って。
“らしくないよ”って今までの恭一とは違う答えに戸惑ってまた不安が募っちゃって。

“恋愛でジタバタもがくより…”からの“一緒に暮らそう”はもうプロポーズなのに今ヶ瀬はひっそりとまた恭一から離れてしまう、、

あんなに求めあったのに起きたら居ないし、これだけは残してって言ってたはず灰皿がゴミ箱にあったら悲しい。恭一はもう覚悟決めたのにさ。伝わらないもどかしさ…


*たまきとお別れ
“結婚するんですか?”って質問には答えられないけど、“難しい道でもなんとか努力しようと思ってた”んだよ恭一は。

“優しいこと言わなきゃって考えてるの?”
また空気を待ってる。気持ち悪いって元妻に言われたあれ。“本当にすまないと思ってる。ごめん。”なこの場面を大倉さんは早く終われって思ってる発言するからパンフ読んで笑った。


*海の回想シーン
心底惚れるって全てにおいてその人だけが例外になっちゃうってことなんですね。あなたには分からないか。

分かるよ。ごめん。本当にありがとう。

【あぁ!本当に好きだったなぁ!!】
↑この今ヶ瀬の叫びが台詞としてはこの映画のラストワード。これがすべて。だから台湾版のタイトル直訳が“最後の愛”なの納得する。


*ラストシーン
もう清々しくて爽やか。今まで散々流されて来た恭一が自分の強い意思で選んだ今ヶ瀬を待つと言う選択。彼と過ごしてた時の部屋に家具も全部戻して吹っ切れた表情は優しさに満ちた穏やかな顔だし凄く生きてるって感じ。光が降り注いでる演出もあるだろうけど本当に明るい未来を表してる。今ヶ瀬の泣いてる描写とは正反対。

このクランクアップする恭一をプライベートの今ヶ瀬が現場で見届けてくれてたと思うと妙にホッとするような不思議な感覚がする。二人の関係が羨ましい。

OPとEDの曲が一緒だからまたフラッと今ヶ瀬は帰って来るのかなと思うし、恭一の気持ちにまた不安になって出て行く事を繰り返すかも知れない。そんな未来を想像出来るラスト。


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窮鼠っぽい音楽が流れるとニ○リのCMでも二人を思い出す程に頭いっぱいの日々を過ごしてたけどww←

私的なラスト窮鼠を終えて一段落しました。
恭一はクズなのかも知れないけど、優しい人なんだって事が様々な場面で分かるから嫌悪感が無いのかな。今ヶ瀬がゲイだって分かった後でもフラットに居てくれた人だからかな?

例外を探す旅に出かけたい。
そんな風に思う本当の恋愛映画。
ここまで深く考えて何度も足を運んだの生まれて初めての経験でした!観る度に新しい発見があってラスト回でもOPで恭一を車から見てる今ヶ瀬の鼓動を首元の血管で感じられる事に気付いてソワソワしたし( *´艸`)

また手元に映像が来た時には各所一時停止を繰り返してじっくりと味わいたいと思ってますww

報知映画賞ノミネートもたくさんしたから発表の日が楽しみだしまたこれをきっかけに映画を観たいと思ってくれる人が増えたら嬉しいな☆彡



カテゴリ: ∞TADAYOSHI∞

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