短編

□御用改めである!
2ページ/2ページ

調教プレイ・ちょっと非道徳




暗い部屋の天窓から月明かりが射し込み、ピチャリと垂れる液体に反射した。

教室の奥にある黒い革張りの椅子に、一糸纏わぬ姿で白い肌を晒したナナシが座っている。両脚を広げてその中心からだらしない液を漏らし…足先には、黒光りするピンヒールの靴を履かせた。

その四肢には縛り呪文をかけ、両腕を頭の上で固定し、目には我輩が普段愛用している真っ黒なクラバットを巻いてある。


『はぁ、はぁ…ぁんっ、きょう、じゅ』

最高潮に興奮を高められておきながら、まったく放置されているこの状況にすら、更に興奮している様子の彼女をじっくり眺めた。


「どうした、腰が揺れている」

耳の奥へと流し込む様に囁けば、それだけでビクンと身体が跳ねる。


『あ、う、きょう、じゅ…わたし、』
「君は実に、淫乱だな。ここを、こんなに勃たせて」

胸の頂をぴん、と指先で弾くだけで叫び声をあげるほどまで、彼女は敏感になっていた。

『あああんっ、お願い、きょおじゅ、』
「なんだ、言わなければわからんだろう」

わざと直接触れずに、生暖かい吐息だけをかける様にささやく。

『はぁっ、あっ、さわっ、て…』
「それが人に物を頼む態度かね。そんな風に教えた覚えは無いが…?」

すぐに身体を離して冷たく言い放つと、クラバットの隙間からつぅ、と涙を落としながら腰をくゆらせた。


『うぅ、せん、せえ……悪い子の、ナナコにっ、お仕置き、してくださいっ…』









彼女がまだ学生だった時、何度かこうして戯れに興じた。
高学年に上がって急に大人の雰囲気を纏い始めた彼女をいつしか目で追う様になり、やがて互いの視線が絡む様になってからは、交わるまでそう時間はかからなかった。

彼女の卒業と共に疎遠になっていたが、この様な形で思わぬ再会を果たすとは。
しかも獲物の肉体は更なる成長を遂げている。それでも昼間の強気なものから一変して、あの頃を思い出させる様な従順で稚拙な態度と、この淫らな行為に、我輩の昂りも最高潮だ。

「良かろう。」

杖を一振りしてクラバットや縄を消し去ると、彼女は既に力の抜けた身体をぐったりさせている。

「薬学実験の基礎は、覚えていますかな?」

ファスナーを下ろし、はちきれんばかりに屹立した自身のものを近づけると覚醒した様に目を輝かせた。

『…使用器具は、常に清潔を保ち、手入れをすること。…です』
「よろしい。ではその様にしたまえ。」

待てない、とばかりに勢いよくその小さな口へ含むと、じゅぽじゅぽと性急に頭を上下させる。学生の頃のそれより、いくらか威力を増している様に感じるが…


「っ、淫乱め、卒業してから、何人のモノを咥えた?、」
『ふっ、う、…、せんせ、だけ、』
「嘘を吐くな、っは、っ」
『っ、せんせ、んう、せんせ、気持ち良いですか?っ、あっ、ふっ』

早くも脳が溶かされそうになりながら夢中で腰を振ってしまうが、なけなしの理性を絞って動きを止める。


「…はぁ、はぁ、……立て。」

素直に従う彼女の手を引いて立たせると、今度は我輩が椅子に座る形を取り、その上に跨がせる。

ピンヒールをカツカツと鳴らしてバランスを取ろうとする彼女がふらっとよろめいて咄嗟に背凭れに手をつくと、至近距離で目が合ってしまった。


美しい……この瞳は、我輩だけのものだ。

思わず頬に手を寄せると、驚いたように目を見開き、そしてうっとりとした恍惚の表情になる。


「…その顔を、他の誰にも見せるでない。」
『はい……あっ、』

彼女の唾液にまみれた自身を蜜壺の入り口に添わせ、ぬちゃぬちゃと卑猥な音を立てながら擦る。


「…さて。聞くところによると、優秀な君は魔法省に就職しておいて、今はかの高等尋問官殿直属の部下だとか?」

腰の動きは止めずに世間話でも始めるかの如く査察を開始する。目の前の君は…ああそうだろう、瞳を潤ませて、切なげにこくこくと頷いている。

もっと、…もっとだ。
我輩が欲しくてたまらなくさせてやる。


「それは、志願したのかね?」
『あ、う、…は、い、』
「何故」
『彼女が、ホグワ、ツに配属する、と、ぁう、聞いて…きょ、じゅ、にお会い、できるとっ…思っ…きゃうっ!!』

予告もなく目の前で揺れる乳房にじゅるじゅるとしゃぶり付く。

『あぁん!んはぁっ、教、授……お会い、したかった、のです……また、こうして、ほしく、て』
「ん…どうして欲しいと?」

口を押し付けたまま問いかける。
そろそろ我輩も限界に近い。

『あ、ん、おし、おしおき、です!おしおき、してほし、いのっ……出来損ないの、ナナコの、だらしない、お口を、せんせえのっ、おっきくて、あつくてかたい、の、で、いじめてっ、おしおき、して、くらさいっ…!!』

「っ、いいだろう、望み通り、罰してやるっ」


ゆるゆると擦っていたモノを、彼女の中へ一気に突き立てた。

『ひゃぁぁぁぁあうんんん!!』

蕩けきったそこをミチミチと押し広げていく久しぶりの感覚に眩暈がする。
夢中で下から突き上げるその度にナナシは悩ましげな嬌声を響かせた。


「はぁっ、…、…君の、主人は、誰なのか、答えなさい」
『あっあっやぁぁ、せんせっ、せぶるす、すねいぷせんせえで、すっ!!ひっ、あん、あん、』
「、君を、罰して良いのは、我輩だけだっ、そうだな?、」
『あんっ、あんっ、せんせえだけ、です、もっとっ、もっとナナコを罰してっくだ、さいっあぁんっ!!』
「淫乱で、実に、けしからん、生徒だっ、…、……罰だ、受けたまえっ」
『あっあぁぁぁ……っ』

細い腰を逃がさない様にがっつりと固定し、吐精する。

その刺激で絶頂に達した彼女が息を切らしてトン、と力無く上体を預けてきたのでその頭を撫でてやると嬉しそうに擦り寄ってきた。


激しくしたときほど、情事の後は優しくしてやることにしているのだ。

『せんせ、…大好き……』



そうすれば君が、我輩から益々離れられなくなる事を、知っているのでね。



御用改めの改め!

翌日___。

コンコン
『失礼します、Ms,アンブリッジ。地下室の査察結果ですが…』

ガチャーーン
「ナナシ?!どうしたのですかその格好は!!」

全身真っ黒
且つ首元やスカート丈など、露出を最低限に抑えた禁欲的なフォーマルドレス。


ちなみに中身は黒の総レースすけすけ下着とガーターベルトである!




前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ