神楽と神威の姉は真選組女隊士!?

□孫でも娘でもないのに未成年の少女を見てニヤニヤしてる奴はだいたいロリコン
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銀時に頼まれ、沖田は神楽を抱えて屯所に戻った。
屯所に帰ってからは神凪がずっとつきっきりで様子を見ていて、沖田はそれを横で見ていた。

「(姉上と似てんだ。姉上が俺を見ていた目と、姉さんがチャイナを見てる目が)」

優しく愛おしそうに、神楽の頭を撫でる神凪は正しく姉の顔をしていた。

神凪に吹っ飛ばされ、逮捕された男は眞鍋建男(まなべたつお)といい。
数年前に三回ほど幼女誘拐、未成年男子誘拐。その他の容疑もしくは現行犯逮捕されている。
今回は現行犯+連続殺人の容疑がある。執行猶予がなければいいのだが。と銀時は思う


「総悟、神楽を運んでくれてありがとう」

「大したことはしてやせんよ。ただ、そいつの涙はどうにも調子狂っちまう・・・」

「ははは、総悟は"女の子の"涙によわいんでしょ?」

「うッ!そりゃねぇぜ、姉さん」

少しの間、二人で笑った。蝉の声が今日は何時もより静かだ。
少しずつ銀時や、土方たちが集まる。
最後に山崎がやってきたと同時に神楽は目を覚ます。

「うぅ。んぬぁ?」

ゆっくり開く視界、ぼやけてうまく見えない。視界にはたった一人が写っていた。
しかし、その人物は神楽が目覚めると、覚醒しきる前に立ち去ろうとする。
神楽はぼやける視界を擦りながら必死に手を伸ばす、やっとのことで出た言葉は、彼女を止めるには十分すぎた。


「ま、待って、なんで、なんで行っちゃうの?”姉ちゃん”!」
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