あの子(始まり)
□全ての始まり
1ページ/3ページ
その日は普通に高校へ向かっていた。
いつもの様に電車に乗って、最寄り駅で降りる。
「おはよう」と声を掛けると友達は挨拶を返してくれる。
たわいのない話をしながら登校していた。
後ろから来る脅威も知らずに
突然、飛んだんのだ。
私だけが
何もかもスローモーションに見える。
何も考えられずにいると、背中に鈍い痛みを感じる
(…落ちた?)
ふと、目をやると車が見えた。
(あぁ、引かれたのか)
友達が泣き喚いてる
でも、何も聞こえない
あーあ、可愛い顔が台無しだな…と考えたりしていると急激な眠気に襲われる
瞼が重い
頭がぼーっとして何も考えられなくなった私はそのままこの世界からさようならをした
.