プロローグと入学前

□桜の下
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かぶき町から少し離れたところに小さな町がある。
住人は少ない静かな町
その町にあるマスダ古書店に双子がいた

美月となつきだった

その日は心地よい風が吹き満開の桜が咲いていた。
夕方になっても特に客も来ず店前にある桜の木の下で
木刀をそばに置き本を読んでいた。

「やっぱ好きなキャラが死ぬのは辛いねー」
そう呟いたのは美月
「またハリーポッター読んでるの」
呆れた顔をしながら返事を返すのはなつき

2人はハリーポッターシリーズが好きだ
好きなキャラは違えど長く語れるくらいにはハリポタシリーズが好きだ

「もう店も閉めちゃったし、少し寝よー」
「え、ここで寝るの?」
「ポカポカしてて気持ちいいから、少しだけー」
「30分だけね」

そう言って2人は目を瞑る
もうここには戻って来れないと知らずに
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