〈詩〉
□明日の後悔
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明日の後悔
道を歩く老人に聞く
この世は素晴らしいか？
ああそうだ、と
アスファルトの上を歩く
木の下で泣く少女は歌う
この世は不幸を求めると
ああそうだ、と
見えない街を振り返る
別に僕は死んだっていいんだ
何回目の正直で終わるんだ
何もかも生まれてこなければ
よかったんだ よかったんだ
何もかも存在しなければ
よかったんだ よかったんだ
似非占い師に聞く
この世はいつか終わるのか？
ああそうだ、と
カードを眺めている
木の下で笑う少女は叫ぶ
バランスは崩れたと
ああそうだ、と
僕は思いだしてた
別に僕は死んだっていいんだ
何回目の正直で終わるんだ
何もかも生まれてこなければ
よかったんだよかったんだ
何もかも存在しなければ
よかったんだよかったんだ
苦しみも悲しみも
なかったことになかったことに