予言の終わりに祝福を

□急転直下、地面まで?
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突然の話です。

何故かわからないですが、落ちる感覚で目が覚めたと思ったら空にいて。

冷静になろうこれは夢だと一度目を固く閉じて、もう一度開きました。

落ちてます。

「落ちてるーーーーーー!?」

やばいでしょこれやばいでしょ。ねぇ、夢?夢?

夢じゃないでしょ!!!下!!!もうすぐ!!!地面!!!

「だ、誰か助け…」

地面まで数十メートル。

もうだめだと思い目をもう一度閉じました。

しかし、予想していた衝撃はなく。

「あっぶねぇ…。」

誰かに助けられたようです。





何故こんなことになったのか。

事の発端は、学校から帰宅したときから始まる。

ちょうど、弟と妹が遊びに行ってきますって出て行ってから、ゲームを始めました。

発売から1ヶ月は経ったドラゴンクエストヒーローズ2。

もうすぐで終盤にさしかかるところで、急激な眠気に襲われて。

あぁだめだ、まだ戦闘中だというのに

そう思いながら眠りにつきました。

その時何故か、浮遊感があって。

気が付いた次の瞬間、

冒頭のようなことがありました。




「大丈夫か?怪我とかしてないか?」

「はっはい大丈夫です。」

助けてくれた命の恩人。

少し青みのある紫色の癖のある髪。
赤みがかった目。

緑色の服に黄緑のマフラー?スカーフ?を巻いている。

あれ、この人知ってるってか

ラゼルじゃね?

姿を見て固まってしまいました。

「助けてくれてありがとうございます。」

少しガチガチになりながらお礼を口にした。

「いやいやいいってこんくらい!それよりなんであんな空から落ちてきたんだ?」

なんでって言われてもなぁ…。

「気が付いたら、空の彼方にいました。」



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