Dream L
□Days like this
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リヴァイ
「…ん」
○○○
「起きた?」
リヴァイはごし、と目をこする。
リヴァイが寝るのは、長くても2時間くらいだ。
○○○
「おなか空いてない?何か食べる?」
リヴァイ
「ああ…」
そう言って、リヴァイはソファに座りなおす。
まだ眠いのだろう。
○○○は立ち上がると、台所へ向かう。
リヴァイは片膝を立ててそれに寄りかかり、ぼうっと暖炉の火を見つめていた。
○○○
「はい」
お湯で湿らせたタオルを持ってくる。
リヴァイはそれで、顔を拭いた。
ことり、とテーブルに剥いたリンゴを置く。
タオルを受け取ると、○○○は洗濯籠にそれを持っていった。
戻ってくると、リンゴは半分無くなっていた。
○○○はぽすり、とリヴァイの隣に座る。
残っていたリンゴを口に入れた。
リヴァイ
「ところで、○○○」
○○○
「?」
リヴァイ
「エルヴィンとの事は、どうなった」
リヴァイは炎を見つめながら、そう言った。
○○○
「…。!、あれ、言って、無かった?」
リヴァイの目が、キロリとこちらに向く。
○○○
「ちゃんと、断ったわ」
リヴァイ
「いつだ」
○○○
「あのパーティの時…かな」
のん気にそう答えられて、リヴァイは僅かに苛立ちを覚える。
リヴァイ
「お前…」
リヴァイは大きくため息をついた。
リヴァイ
「そう言うことは、さっさと言え」
○○○
「!」
リヴァイは○○○の唇を、キスで塞いだ。
○○○
「…エ、ル」
リヴァイ
「随分と、焦らしてくれたもんだな」
○○○
「そ、いうわけじゃ」
リヴァイ
「○○○…」
強い眼差しで見つめられる。
○○○
「…」
○○○はこくり、と頷いた。
リヴァイの唇がまた、○○○に近づく。
○○○は慌てて、手のひらでそれを止めた。
リヴァイ
「おい」
怒ってる?でも…
○○○
「…って…」
リヴァイ
「?」
まともに顔を見れなくて、目を伏せてしまう。
きっと、顔も真っ赤だ。
○○○
「好きって、言って…」
○○○
「!」
手のひらを舐められて、○○○はリヴァイの顔から手を放した。
リヴァイ
「お前が」
○○○
「?」
リヴァイ
「俺の名前を呼んだらな」
○○○
「…エ、ル?」
リヴァイ
「そっちじゃねえ」
○○○
「だ、って、エルで良いって」
リヴァイ
「…名前が似てんだろ」
○○○
「!」
リヴァイはそう言うと、○○○を見つめた。
○○○
「…ァイ」
リヴァイ
「聞こえねえ」
○○○
「リヴァイ」
リヴァイ
「…○○○」
耳元にキスをされ、大事な言葉を貰った。
リヴァイはゆっくりと、○○○のシャツのボタンを下まで外す。
首筋に手を寄せ、鎖骨から肩を撫でる様に手を動かしてシャツを脱がす。
と、リヴァイは○○○の腕の傷に目を止めた。
リヴァイ
「…」
すり、と傷跡を指でなぞる。
痛くはない、けれど、何だか…
○○○
「リ…」
リヴァイは○○○の顔に視線を戻す。
そのまま、○○○を見つめたまま。
○○○
「!」
腕の傷跡にキスをする。
○○○
「ひぁ…っ」
はむ、と傷跡を食まれて、変な声がでた。
リヴァイは笑うと、また○○○の唇にキスをした。
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