Dream L

□Days like this
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リヴァイ
「…」

珍しくガツガツと音を立てて歩くリヴァイに、誰も声を掛けれなかった。

リヴァイ
「おい、エルヴィンはいるか?」

バン、とハンジの部屋のドアを開ける。

ハンジ
「んあ?今日は…調査だって外出したよ。一日戻らないみたい」

机に突っ伏したまま寝ていたハンジが、顔を上げる。

リヴァイ
「…毎日毎日、仕事押し付けやがって」

ばさり、とハンジの机の上に書類が置かれた。

ハンジ
「…リヴァイ、寝てる?」

リヴァイ
「気づいたらな」

ハンジ
「なんだそれ」

ぺらり、と書類をハンジがみると、どうやらエルヴィンから流れてきたもののようだ。

リヴァイ
「俺の分は終わった。後はお前がやれ」

ハンジ
「ええええ」

リヴァイ
「俺は出てくる」

ウィリアム
「ああ、兵長良かった」

駆け足でここまで来た男が、開け放たれたドアの向こうから声を掛ける。

リヴァイ
「…なんだ?」

ウィリアム
「すいません、午後の訓練なんですが、エルヴィン団長から何も聞かされていなくて」

ハンジ
「もう始まる時間じゃないか」

リヴァイはハンジの机にある書類を、がさがさと漁る。

リヴァイ
「…これか。立体起動の…」

詳細をウィリアムに説明する。

ウィリアム
「ありがとうございます!では、失礼します」

ばたばたと、彼は去っていった。

ハンジ
「これは、マズいね」

リヴァイ
「糞が」

リヴァイは半分書類を取ると、ハンジの部屋を後にした。



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