Dream L

□and...
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ハンジ
「はああ」

モブリット
「どうしたんですか?」

ハンジ
「どうもこうも…」

麗らかな日の光が、ハンジの部屋に注ぐ。

ハンジは机に顎を着けて、大きくため息をついた。

ハンジ
「うちのトップ1、2、どうにかならない?」

モブリット
「どうにか、とは」

ハンジ
「一人はニヤニヤして気持ち悪いし、一人は眉間のしわ増えてるし」

モブリット
「そうですか?いつもと変わらないように見えますけど…」

ハンジ
「団員達の前ではね…」

ハンジは眉間に指を当てた。


二人とも、きっと『小鳥』と出会ってからだ。


エルヴィンは一度無断外泊をし、こっ酷く分隊長達に怒られていた。

あの時に巨人の襲撃が無かったから良かったものの…。

通常、外泊時には所在を届け出る、もしくは連絡するのが規則だ。

非常事態に団長が不在であっては戦えない。

こんなことがバレたら、調査兵団の存続自体が危ぶまれる。


ハンジ
(まあ、恋、だろうからねえ)

でも。

ハンジが気になるのは、彼、よりも。

ハンジ
(あのリヴァイの反応は)

モブリット
「分隊長」

ハンジ
「なんだい?」

モブリット
「現実逃避止めてください」

ハンジ
「…はは」

ハンジの顔の横には、10センチほどの書類が詰まれていた。


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