規格外の来客

□05
1ページ/4ページ

「キソキソの実?」
聞けばチャクラの消費は一切なく、火遁や雷遁のような性質変化を伴う術が無尽蔵に使える。
加えて不死鳥やペガサスといった空想の生き物に変化して空を飛んだり、普通の人間ではあり得ない身体の使い方ができるようになる。
さらにその身体は実体をもたず物理攻撃も忍術も受け流すとなれば、最強を誇ることになるのではないか。
話題に上がる能力の一部だけでも手に入れたら、里どころか忍界に名を轟かせるだろう。
「俺も悪魔の実食べてみたいな。」
カカシがそう思うのも当然である。

「リスクもそれなりにあるそうだ。」
流動しない水、海楼石そして武装色の覇気。
また聞き慣れない単語が出てきたが、要するに忍と勝手は違うものの一個人としての実力が強さの土台となる。
例えば能力によっては体力を消費する。
悪魔の実同士にも相性があるので、能力に頼りすぎては必ず綻びが生じる。
異世界でも常に相手を冷静に見極めながら戦う必要があるようだ。
次へ
前の章へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ