規格外の来客

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「強く聡明で美しい女性だった。」
木の葉の白い牙と呼ばれ、伝説の三忍を凌駕すると言われて久しい。
そんな自慢の父親が強者と評する人間とは、一体どんな人なんだろうか。
カカシは話の続きをせがんだ。
「まずチャクラの概念がないんだ。
だから忍術を使う者はいなかった。
しかしその世界には悪魔の実と呼ばれる果物があってね。
それを食べた人は能力者となり不思議な力を手に入れられるんだ。」
海軍、軍艦、悪魔の実、能力者。
次々と紡がれる聞いたことない単語は、空想の世界へ誘うかのようであった。
「ルリさんは特に剣術に優れていて、物凄い斬撃を遥か彼方まで飛ばして見せてくれた。」
手放しで評価されるルリの存在が気になるが、最も心惹かれたのは悪魔の実の能力だった。
「炎や氷を自在に操ったり動物に変化したり、身体を鉄やゴムにしたり。
世界でも稀な能力と言っていたな。」
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