レンタルポケモンの実家
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「はじめまして。
ゆっくり寛いでね。」
「……………。」
「…コーン。」
「……………。」
「…ブイッ。」
「……………。」
バトルファクトリーから転送されてきたポケモンの1匹にヌケニンがいた。
ツチニンが進化したとき気が付いたらボール付きでいたそうだ。
レンタルポケモンとしての訓練を受けさせたところ意外にも素直に従った。
むしろ筋が良い方でそのままレンタルポケモンの一員としてなって今に至る。
それにしてもあまりに表情に乏しく反応がない。
たまにやんちゃ過ぎたりせっかち過ぎたりするポケモンと出会うことはある。
逆のパターンは初めてだ。
ルリはいつも通りにこにこと挨拶をした。
しかしキュウコンそして今回はブースターでさえ戸惑いを見せた。
仲良くやっていけるだろうか。
ルリの手持ちたちは一抹の不安を覚えた。