******

□ss
1ページ/27ページ



「ねえ、わたしのどこが好きなの?」

「サキ、唐突にも程があるよ」

はあ、と頭を抱え始めたウーゴはとても可愛い。
わたしより年齢はかなり上なのに、そんなもの微塵も感じられないぐらいには。

「んんー…」

「はやく、はやく」

「そうやって、俺におねだりするところかな」

「え」

頭を抱えながらも、腕の隙間からチラリと見せてくる目に、顔が熱くなるのが分かった。

前言撤回。
この人は可愛くない。
驚くほどカッコいい、わたしの彼氏だ。


草食と見せかけての肉食だと個人的に嬉しい。
管理人の好きなシチュ。

2016/07/20


次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ