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「ねえ、わたしのどこが好きなの?」
「サキ、唐突にも程があるよ」
はあ、と頭を抱え始めたウーゴはとても可愛い。
わたしより年齢はかなり上なのに、そんなもの微塵も感じられないぐらいには。
「んんー…」
「はやく、はやく」
「そうやって、俺におねだりするところかな」
「え」
頭を抱えながらも、腕の隙間からチラリと見せてくる目に、顔が熱くなるのが分かった。
前言撤回。
この人は可愛くない。
驚くほどカッコいい、わたしの彼氏だ。
草食と見せかけての肉食だと個人的に嬉しい。
管理人の好きなシチュ。
2016/07/20