荒波一期(仮)

□半田真一の見解
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えっと、これって俺は何すれば……ってもう始まってる!?



「早く始めたら?」



ああもう!言われなくたってわかってるよ!何でマックスまでいるんだ……。……とりあえず自己紹介するか。

半田真一。雷門中学校2年でサッカー部所属。ポジションはミッドフィルダーで、背番号は6。雷門サッカー部の初期メンバー。

……これくらいか?あ、中途半端だとか言われるけど、実際はそうでもないからな!



「でも、僕が見てる限り弄られてないで突っ立ってるだけだと、見てて退屈するからなあ」



それはお前だけだ!てかこれ本当に何すればいいんだ?え、美波のことをどう思ってるか?

そんなこと聞いて誰が得するんだよ……。誰も得なんかしないだろ。まあいいや。

とにかく、正直に言えば好きだった時期があった。過去形なのは今は違うから。

今は友達でチームメイトっていう関係だ。好きっていうより、そっちの方がしっくりくるって気づいたんだ。いや友達としてはもちろん好きなんだけど。

ちなみに好きになった理由は……やっぱりあの笑顔なんだよな。たとえるなら太陽とかひまわりだな。

円堂もそんな感じだけど、何があってもみんなを引っ張ってくれて、明るく照らしてくれるっていうか……。

とにかく、いい友達だな。おいそこ、中途半端って思ってないだろうな。



「僕は思った」



……もう無視しよう。で、次は……美波ことを好きな奴らについて。これは……面倒だな。

好きな奴らって簡単に言っても、実は結構いる。まずは風丸だろ、豪炎寺に鬼道に、他校は佐久間か?。

意外と美波はモテて、下駄箱に手紙が入っている……のを取り出した円堂がシュレッダーにかけてるのを見たことがある。

あの目は殺る気満々だった。……シスコンだよな、間違いなく。

1年の頃はそうでもなかったけど、2年になってからは物凄く分かりやすくなった。

サッカー部の中心の3人がシスコンとかある意味何かが終わってる気がする。いや何もかもが終わってる。

豪炎寺も鬼道も顔はいいのにな……。だからイナズマブレイクを引っかけて、シスコンブレイク組って言われるんだ。



「雷門平均には言われたくないだろうね」



だからマックスは黙ってろって!

で、意外とモテるけど当の本人は恋愛なんか全く興味無しのサッカーバカだから、幼馴染みの風丸でさえ苦労してる。

円堂も、実はモテる。なのに鈍感なんだよな……。木野とか結構分かりやすいのに。

兄妹揃って鈍感だとか言われるけど、それは違う。円堂は美波のことが好きな奴だけは敏感だ。

いい雰囲気になってる時は睨んだり、殺気飛ばしたり、わざと割り込んだりしている。見てる側としては、正直またかよと思う。

俺や染岡はなんだかんだいってもう1年以上の付き合いだから慣れたけど、1年生たちはまだ慣れてなくてビビったりしてる。

普段サッカーにまっしぐらな奴がそんなことしてたらビビるよな、普通。



「僕はもう慣れたけどね」



お前は神経が図太過ぎるんだよ。



「てか話ズレ過ぎでしょ」



……確かに。でも何で俺に聞くんだ?風丸とか本人に聞けばいいのに?え、客観的な意見?

とりあえず日々少しでも気にしてもらおうと努力して撃沈するのには、同情したくなる。相手が悪い。

しかも美波にとっては至って通常運転でも、見てる側からすると気があるような言動をするから余計にたちが悪い。

しっかし、どうしたらあそこまで鈍くなれるんだろうな。豪炎寺や鬼道はともかく、風丸と佐久間はわかりやすいと思うんだけど。

とにかく抱きついたりするスキンシップは、マネージャーだけでいいと思う。いや試合とかで勝って嬉しいのはわかる。でもやめた方がいい。

……何で俺、こんな話しなきゃなんないんだろ。



「ならもうさっさと終わらせればいいんじゃない?」



簡単に言うなよ!…なんていうかこういうのってどうやって終わらせればいいかわかんないんだよ。



「テキトーにさあ」



マックスお前、テキトーって……。……あーもー、終わり!終わりなこれで!はい終了!


……ああでも、1つだけ。ここだけの話、美波って本当に鈍感なのかなあ。





***
書いてるうちにマジで収集がつかなくなった申し訳ない。
シチュエーションとかは深く考えないでください。誰が半田に尋ねてるかとか。

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