その他
□泣き虫とサヨナラ
1ページ/2ページ
私には信じられる人がいなかった。
家ではDVをうけ
学校ではイジメを受けていた。
毎日泣いていた。
「寂びいしいよ」
「悲しいよ」
「痛いよ」
「つらいよ」
「助けて・・・」
そんなことをつぶやきながら泣いていた。
そんな事が続いた中学生のころだった。
私はいつしか『泣き虫』と呼ばれるようになった。
人気のある子たちと仲のよい子たちにまた石を投げられる。
頭に当たる。
泣いても誰も助けに来ないのに、私は泣き続ける。
あの人に会うまでは・・・