01/24の日記

22:08
2018/01/24 質の悪い蛮勇
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もっと勇気を持てと言われてきた。
私には勇気がないのかもしれない、しかし彼らの勇気は果たして勇気と言えるのだろうか?
彼らはただ危険なことをして偶然生き残れたのを喜んでいるだけだ。
生きていられるのなら私は腰抜けのままでいいさ。
その場にいる全員にガラスの筒のようなものが配られた。
そのガラスは熱を持ち、触れれば火傷を負ってしまうほどになる。
皆はまるでテレビに映っているかのように、楽しげに振る舞う。
その中で私だけが恐怖していた。
スリルを味わうのはいいがその為に命を投げ出すのはおかしい。
私はこの空間から逃げ出そうとした。
しかし私の近くでガラスが爆発を起こす。その爆発はすぐ広まった。
あれから生き残った者がどれくらいいるのかはわからない。
ガラスの破片が刺さる感覚と火傷の痛みは夢から目覚めた後も少し続いた。

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