風雷雪・再
□こんな真夏日で真昼に袴だと?!
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夏休みにはいってまだ3日。二人の少女達は楽しそうに話していた。
葉「いやぁ、夏休みだねぇ。ねえ左千加〜。」
肌が焼けたポニーテールの少女は言った。
左「…そうだね。」
色白でメガネをかけたツインテールの少女は興味はないと言いたげに言った。
葉「そういえばさ、社会の宿題で千代木の歴史について調べよーみたいなのがあったじゃん。」
左「あったね。確か神社や古い建物とかを調べるんだよ。」
葉「あと、伝説。」
左「伝説なんてあるわけないでしょ。」
葉「でも探せば面白い伝説があるかもしれないでしょ。そこで!本日は、そこら辺の人になんか面白い伝説がないかどうか聞いちゃおうインタビュー!イエーイ!」
左「恥になるからやめて。あと調べたいなら図書館行けばいいじゃない。」
葉「面白そうじゃん〜。あっ、うちの前に人はっけーん…ん?」
葉時目は立ち止まりその光景をまじまじと見つめた。
左「…?どうしたの?」
葉「なんか袴着てる。」