風雷雪・再
□神様だって見つけてほしいさ
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銀「大体なんでこんな町の中でやるんだよ!計るくらいなら空でやったって良いじゃないか!」
雷「空と地上では全然違うんだよ!つーか、そんな簡単なことも忘れちまうなんてお前天気神失格じゃねーのか?!」
銀「なんだと!お前なんか氷付けにしてやる!」
雷「やれるもんならやってみろ!このエセ野郎!」
銀「俺はエセじゃねぇ!」
雷雨の園は刀を抜き銀床の里に向け、銀床の里は今にも雷雨の園に飛びかかろうとした。
その時、不意に二人の耳に物凄く大きな声で
葉「ちょっと、聞いてくださーい!」
と少女は叫んだ。
銀雷「少し黙ってろ!」
葉「黙るわけにはいきません。なんたって私は、陸上部部長ですから!」
左「………それ関係無いでしょ。そもそも急に人の家の前で大きな声で喧嘩されたら他の人に迷惑です。喧嘩をするなら交番の前でしてください。」
左千加はこの訳のわからない青年達に冷ややかな目でそう言った。
そもそも、こんな真夏日に訳のわからないことでしかも人の前で大喧嘩をしているこの青年達がどうしても腹立たしかった。しかし、それ以上に腹立たしかったのはそんな青年達に話しかけた自分の親友だった。
何故話しかけたのか。何故図書館で調べようとしないのか。何故何故何故?