刀剣乱舞×いつか天魔の黒ウサギ
□第二夜〜黒ウサギ、刀剣男士と対面す〜
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「んで?その刀剣男士ってどこにいんの?」
「は、はい。大広間にいらっしゃいます。」
「んじゃまず、そいつらに会いに行きますか。」
「え、ええ!?危ないですよ?!大広間に入った瞬間に切り捨てられるかもしれないんですよ?!」
何だか可哀想なほどに程震えている。
(でもなぁ。どうせ天魔なんかよりぜってー弱そうだし。それに…)
「俺、死なねえし。」
「はい?」
不思議そうに此方を見るこんのすけ。
「なぁあんでも」
へらへら。へらへら。
こうすれば、怪訝な顔はされるがこれ以上詮索もされない。
へらへら。へらへら。
「此方に御座います。」
いつの間にか大広間の前に来ていたようで、中からはどす黒い瘴気が漂っている。
それをものともせず、この化け物は、
スパーン!!!
と、扉を開けた。
こんのすけも、刀剣男士さえも、ポカーンという顔をしている。
「な、な、な、なにしているんっ!!!」
びゅんっと、空気を切る音がする。
「なっ!」
こんのすけが見たものは、首がない、審神者の体だけだった。
*