気が遠くなるほど長い夢を
□ピンク色と私
1ページ/5ページ
「はぁ〜〜」
あいつらと高校が同じだったって分かってから1週間。
おそ松から電話やLI◯Eが頻繁に送られてくるようになった。
特に大した用でもないのでそれらは大概無視しているが。
大学の試験やらレポートやらが忙しく構ってられないのもまた理由の一つだ。
「かんっぜんに煮詰まったな…」
目の前に広げられたレポート用紙は見事に真っ白で、考えても考えてもただ時間が過ぎてゆくばかり。
少し場所を変えようかな…。
私はいつも使っているリュックに荷物をまとめると、少しだけ化粧を直し家を出た。