みじかいのん
□パパとママのケンカ
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「あれ?サン太。なに見てんの?」
「あぁ、カミカゼさん。パパとママがケンカしてんの」
「へぇ〜!どっちが勝ちそう?」
『ばかか!それだけだ!!俺にはお前しかいねーよ!』
「…そんなんわからんもん…私にいっつも怒ってるもん」
『そりゃ怒るだろ!同じもんばっかり食べたり、晩御飯をお菓子で済ましたりして、お前の体になんかあったらどーすんだよ!最近、ちょっと体重減ってんじゃねーか!!』
「いーじゃん、私のことなんか!粗悪なもの食べてタナカさんの美味しい料理を再確認してるんですぅー!タナカさんだってアイスばっかり食べてるじゃん!」
『俺はいいんだよ!お前の体調が悪くなる方が俺は嫌なの!』
「タナカさんはいっつも私がお風呂入ったらついてくるし、最近はトイレまでついてくるじゃんあれ何?私のこと監視してたの?!」
『ちょっとでも離れたくねーんだからしょーがねーだろ!!だいたいな、お前は仕事で笑顔ふりまきすぎだろ!あんなにニコニコしなくてもいーじゃーねーか!!』
「はぁぁぁ?!だって仕事だもん!!タナカさんかっこいいからずっと見とれてたいよ!でも、できないじゃん!!」
見習い「あ、あのー…」
『 「うるさい!!お前は黙ってろ!!!」 』
「それに、いっつもエッチするとき1回で終わんないし!」
『1回で終わりたくてもお前が煽りまくるじゃねーか!エロい顔してギューギュー締め付けやがって!!この前、バックの体勢とったらお前なんつった?』
「だってあれは…タナカさんの顔が見えなくなるからいやだもん。チューできないもん…」
『そんなこと言われてはい、1回で終わりましょってなるわけねーだろ。抑えきかねーよ!ボゲ!!』
「…あたしタナカさんのことが大好きなんだもん…ぐず…」
『バカ、そんなことで泣くなよ…』
「だってぇ…」
『わかったから、俺も大好きだよ』
「ほんとに…?」
『ほんと』
「タナカさぁん」
『お前はほんとにバカだな。美味しいもん作ってやっから、料理長室で待ってろ、な?』
「…うん」
「…」
「あほくさ。さー、仕事仕事。」