女の子達の日常

□美優ちゃん
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「うぎゃあああああ」
お腹苦しいよ…痛い痛い痛い!ぎゅーってなる!助けてママ〜苦しいよ…

「どうしたの?」
「美優苦しいのか?」
私達は親子3人で川の字になって寝ている
皆が寝静まった深夜12時過ぎ頃、真ん中ですやすや寝ていた美優の激しい泣き声に私とパパは飛び起きた

さっと寝室の灯りを灯し、美優の様子を確認する
火のついたように泣く美優を宥めながらおむつを開く
パパは必要な器具を用意してくれてる
お仕事忙しいのにいつもありがと

「うぎゃあああああ」
「美優?大丈夫だよ」
ママの声、助けて…お腹…うぁっなんで?痛い痛い痛い痛い…
お腹の千切れるような痛みが治まらない
怖くて怖くて涙が次から次へと溢れてくる

あらら、おむつ真っ白だ
これじゃあ苦しいね…ごめんね
待ってねすぐ楽にしてあげるからね
美優のお腹を撫でながらパパの用意が終わるのを待つ

「ぎゃあ〜」
ママお腹撫でてくれてるけど、痛いのも苦しいのも治んないよ…
でも少し怖くなくなったかも?
ママなんで美優のお腹こんな痛いの?

「どっち先にする?」
「どっちも溜まってるけどうんちのほう先かな?」
「分かった濃度はいつもと同じにしたから」
「うんありがとね」
パパからグリセリンを受けとると泣きわめく美優のお尻の穴を解すように揉んでいく

「ぎゃあ〜」
やめてやめてママ…苦しいの
お尻ぐりぐりしないで〜
「美優大丈夫だよ」
パパだ、頭撫で撫でしてくれてる
でも嫌なの苦しいの〜

嫌がる美優をパパと2人で宥めながら私は美優のお尻に優しく浣腸器を挿入していく
「お薬入れるね」
「ぎゃあ〜やぁ〜だぁ」
「美優もう少しの辛抱だよ」
パパが美優を動かないように押さえてくれてる
ごめんねと謝りながらパパが人肌に温めてくれた浣腸液を注入する
「うぎゃあああああやぁだぁ」
なになになに?気持ち悪いママやだ
なんでこんな事するの?
浣腸液の不快感に耐えきれず一段と泣き声が激しくなる
パパも私も美優の嫌がる事するの大嫌いなのに…ごめんね…

素早く注入を終えると浣腸器を抜き脱脂綿で穴を押さえる
美優の泣き声に私も涙が溢れそうになり慌てて顔を上げる
パパと目が合った
私と同じ顔してた…
指で涙を拭い美優のお尻を押さえることに集中する
お薬効いてきたのかな?美優の穴がひくひくしてる

「うぎゃあああああ」
痛い痛い痛い…さっきよりすごく痛い
お腹へんごろごろいってる
お尻の穴熱いよ、なんか出てきそう
あ、なんか出るなんか出る
えっ、押し戻される!出そうなの〜なんで出せないの?
お腹千切れそうなのに…

「美優もうちょっと我慢ね」
脱脂綿に硬いものが当たるようになってきた
良い感じね、浣腸だけで出せそうね
あ、液が出てくる…そろそろね
「溜まってるんだったらこっちがいいよな?」
パパがホーローのおまるを美優のお尻にあてがった
「ありがと、離すね」
パパがうんちを出しやすいよう美優の上体を起こして支える
「美優もう大丈夫だからね」
泣きわめく美優のお尻から手を離しお腹を撫でる

「うぎゃあああああ」
痛い痛い痛い痛い痛い
体を起こされるとズキズキズキっとお腹に痛みを感じる
出したい出したい出したい
たまらず激しい泣き声を響かせる
うぅ…じわっと生暖かいのが漏れた
お尻押さえるの無くなった
あ、あ、あ〜気持ちいいお腹痛いのどんどん無くなる
お尻から痛いの出てってくれた!
はぁ〜お腹痛いの治った!

私が手を離すとすぐに勢いよく溜まってたうんちがおまるに叩きつけられた
その調子その調子上手だよ
お腹を撫でてうんちが出やすくなるようにと微力ながら力を貸していく
あ、泣き止んできた!痛いの出たんだねよかった…
残りのうんちが少しずつ出てくる
おまるでうんちしたからお尻もあんまり汚れなかったね

「はぁ〜」
お腹痛いの治った!
あ〜スッキリした!
思わずため息が出ちゃった
パパとママすっごく褒めてくれてる
美優とっても嬉しい!
ん…なんかお股からも出てきた
ふぁ〜お股もむずむずしなくなってく
んん…ママお腹押してくれる
どんどん気持ち悪いの美優の外に出てった
あーすっごい気持ちいい…

浣腸してうんちが出てそろそろ終わったかな?って思っていたら突然美優の体がぶるっと震えてしゃーっておしっこがおまるに叩きつけられた
よかった…浣腸した刺激でおしっこも出てくれた
これで痛い管入れなくても大丈夫だね
「いっぱい出しちゃおうね」
美優の膀胱の辺りを刺激して排尿を促すと力強い水流が迸る
出てる出てるおしっこも上手だよ
パパも安心したように美優の頭を撫でてる

「終わったな」
ポタポタと滴が垂れる美優を見てパパがほっとしてため息をつく
「いっぱい出てくれてよかった」
温めたタオルで美優のお尻をきれいにすると私もほっとした
うんちもおしっこも出し尽くすと、さっきまでのギャン泣きが嘘のようにすやすやと寝息をたててる…
疲れたんだね…ごめんね辛い思いばっかりさせて…
パパがおまるを片付けにいく
いつも私やるって言っても、にこっと笑って「お前は美優の側にいてやれよ」って優しく私の肩を撫でる
パパもごめんね…お仕事で疲れてるのに…夜もゆっくりさせてあげれなくて…

元はといえば私のせいなんだよね…美優がこうなったのって…
私が美優を産むとき自然に産みたいってこだわっちゃったから…
美優にもパパにも辛い思いばっかりさせてしまって…自然と涙が溢れてくる
美優の寝顔を見ながらぽろぽろと声を殺して泣いた

「……うっ…うっ…」
俺は何時ものように美優のおまるや器具を片付ける
美優の泣き声を聞いてると泣きそうになる…でも俺は男…家族の前で泣き顔は見せられない
だからこうやって後始末をしながら、誰もいないトイレや風呂場でそっと涙を流す
ごめんな…ダメなパパで…俺は美優が産まれるときママの側に居てやれなかったんだ…だからあんなことに…ママ、美優すまない…
俺がもっとしっかりしていれば…
一頻り涙を流し冷たい水で顔を洗い気合いを入れ直す
俺は男だしっかりと家族を幸せにしないと
幸い俺の職場は、女性が多い職場なので家族の看病や介護等での休暇や制度が整っているし、休みも取りやすいとても良いところだ

2人を起こさないよう静かに寝室に戻る
美優はよく寝ている、よかったよかった
ん…ママどうした?泣いてるのか?
「梓、大丈夫か?」
俺は久しぶりに妻の名前を呼んだ
俺が声をかけると、堰を切ったように泣きじゃくる
そんなに自分を責めるな、梓1人の責任じゃない
美優は俺達2人の子供だ俺にも責任がある
だから1人で背負い込むな俺がいるんだから
そうやって梓を抱き締める
泣きじゃくる梓の背中を擦って泣きたいだけ泣かせる
今日は泣くだけ泣いて明日は一杯笑え
そう言うと梓も落ち着いてきた
美優と梓をしっかりと抱き締め俺は横になる
いつの間にか梓も寝息をたて始めた
2人のおでこに軽く口吻をして俺も眠りにつく

明日の朝は3人で笑って「おはよう」って言おうな…梓…美優…それまでゆっくりおやすみ…俺はここにいるから…
 

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