プロとは

□いーち
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……此処はテニミュ会場。



裏側のテニミュキャスト部屋の隣の上島先生の部屋にテニミュキャスト陣が全員集まっていた。




「よし、今日は休み居ないね?」




「いえ、先生!桃城役が来てません!」




「……嘘だろ……(; ・`д・´)」



「本当です!」



何やら桃城役の人が来てないみたいです




コンコン



ノック音が響く




「はーい!」




『失礼します。水沢彩花と言います。』




水沢さんが部屋に入る




「アンタ誰?女の子は入ってこれないはず…」




『上島先生に呼ばれてきました』





「あー!そうだ!水沢は桃城役出来る?」





『桃城?』





「先生無理あり過ぎじゃ?髪長いし。」




『ちょっとすいません。ハサミとゴミ袋貸してください』





水沢はハサミを手にすると、バサッと長い髪を一気に切り落とした。





『その仕事、承知されました。』





いきなり雰囲気を変えた水沢さんに皆ビックリ




「よし!じゃ、乾!役のこと教えてやってくれ!じゃ、明日失敗しない様に練習に励んでくれ!」




「は、はい!」





……テニミュキャストは全員出ていく中、水沢だけ残った





『先生、ボクを呼んだ理由ってそれですか』



「いや、違うんだが。……久しぶりに来てみてどうだ?」





『此処には色んな思い出があってまたワクワクし始めてます』



「そうか。あ、これセリフな。」




『台本と言うんでは?』




「間違えただけですぅー」




何だこの会話www




『ま、練習してくるとしますか。また宜しくお願いしますね、上島先生』



「おう!やってこい!」





水沢は出ていった




「アイツも変わったな…」




上島先生は1人でそう呟いた。
 

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