氷のお姫様

□入学式
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此処は赤塚BL制学校。




此処は、ルックスの良い人しか入れないみたいなのだが…何故かボクは受かった。





ボクは人見知りで、顔を隠す人で…





んで、ボクは地味で可愛くない不細工だ。




不細工だし、水を操れるし、国家錬金術師だし……




でも、そんなボクにも仲間が居る。



Persona demente──狂者──という名の不良グループ。





それがボクの幼馴染みだった。





勿論だが、ボクがリーダーだよ?




だって、彼奴等がちゃんとリーダー出来るわけがないもん。





……秦蘿を除いて。




Persona demente──狂者──のメンバー紹介。






ちょっとマッタリ気味だけど戦闘になると豹変する死膠 劉[しにかわ りゅう]


クールでしっかり者の異倪 秦蘿[いがい しんら]



コミュ障だけど凄く料理の上手な恐月 紗輝[きょうづき さき]





そして…このボク。





この四人揃ってPersona demente──狂者──なのだ。






……ってそんな説明は今どうでも良いんだよ!!




今ボクは全力疾走している






何故か?




F6とかいう学校のアイドルグループが居るんだけど、ボクはそんな人には会いたくない。と言うわけで、いつもめっちゃ早くに学校に行ってるんだけど、今日に限って少し遅刻気味。





だって、今現在7:30だよ!?←全然早い。





『遅刻は勘弁〜!!』





そう叫びながらボクは学校まで全力疾走していった。







〜学校〜




……ハァ…ハァ…やっと着いた…。




んで、まだF6とかいうアイドルグループが来てなくて良かった〜











……と思っていたボクが馬鹿でした。







後ろにね、居たんだよ。






紫の残念なイケメン君が。








『……チッ』





何で会ってしまうんだ…






神はボクが嫌いなのか!?

神「大好きです♪」←







……なのに何故…(泣)







一「ねぇ、アンタさ、何でフード着けてんの?」




『自分の顔が醜いから。』




一「醜いならこの学校来れない筈なんだけど。」





『知らないよそんなの。ボクの醜い顔をさらけ出して絶望に落とすためじゃないの?』




一「いや、それはないだろ…」




『いや、あるかもよ?』




……早く逃げたい。





するとそこへ





お「あ〜〜!!一松発見〜!!」




……




神はボクを見捨てた





『……チッ…』




一松という紫の残念なイケメンに赤の残念なイケメンが抱き着いた。





お「何々?一松にもとうとう好きな子が出来たの?」





『……では、ボクは行きますね。
紫の残念なイケメン君。』





ガシッ





えっ?





一「紫の残念なイケメン君じゃなくて一松。

人の名前くらいちゃんと覚えなよ」




『絶対嫌。




何で会いたくない人間の名前を覚えなきゃいけないの。』




お「会いたくない?うっそだ〜(*´∇`*)」



『あ?(怒)』




お「嘘ですなんでもございません〜」





『……じゃあな。』





一「……またな。」




は?会いたくないって言ってるのにまたな?頭可笑しいんじゃないの?





 
 

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