小説エリア・緑の森
□Dear Saiyans 第５０章 恐怖の世界
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そこへ、ビルスとウイスがやってきた。
二人はいつもと違い、とても険しい表情を浮かべていた。
「いいか、みんな。相手はオレ達よりも強いはずだ。絶対に余裕ぶったりしてはならんぞ」
ビルスは厳しい声で言った。
悟空達とラディッツ達一斉に返事をした。
すると、ビルスとウイスの背後から「ちょっと待って！」という声がした。
なんと全王がいた。
「ぜ、全王様！？」
ビルスはびっくりした。
「あはは、そんなにびっくりしなくて大丈夫なのね。ぼく達はザマスとゴクウブラックに用があるのね」
全王はビルスをなだめると、ザマスとゴクウブラックに言った。
「ザマスにブラック、いよいよ暗黒魔界と対決する時がやってきたのね。だから、今回は特別に本来の力を戻してあげるのね」
全王は指をパチンと鳴らすと、ザマスとゴクウブラックに本来の神の力が戻った。
「…全王様」
ザマスとゴクウブラックは、久しぶりの神の力に驚き、そして戸惑った。
「もし、無事に暗黒魔界の悪い奴らをやっつけて、これからも人の為に世の為に尽くすのなら、元の神に戻してあげるのね。だから、もう二度と人間0計画をしないと約束するのね。いいね？」
「はい！ありがとうございます、全王様！」
ザマスとゴクウブラックは頭を下げて、礼を言った。
「さぁ、いよいよですよ。準備はよろしいですか？」
ウイスはみんなに言った。
「あぁ、いつでもオッケーだ！」
悟空が言うと、みんなも頷いた。
「では、頑張ってくださいね。いってらっしゃい！」
ウイスは杖をトンッと鳴らすと、みんなは暗黒魔界に出発した。