小説エリア・緑の森

□Dear Saiyans 第47章 暴走!孫悟空大暴れ!
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なんと悟空の全身からドス黒い気が渦を巻いていた。
そして悟空の顔は、あの優しい表情ではなく、なんとギラギラした白眼になっていて、まるで獣のような恐ろしい表情に変わっていた。
「ちょっと!カカロットさんに何をしたの!?」
クリスは怯えながら言った。
すると少年は笑いながら言った。
「さっきも言わなかったかい?サイヤ人は近寄らないほうが良いって。こいつはものすごい悪の気をまとっているから、サイヤ人なら誰でも影響を受けちゃうんだよ」
なんと、悪のサイヤ人に近づいたサイヤ人は、悪の気に飲み込まれて操られてしまうという恐ろしい特性を持っているというのだ。
「近づいただけで悪の気の影響を受けるって、これじゃあ危なくて戦えねぇな!」
ナッパはびっくりした。

その時、悟空がラディッツに飛びかかった。
「まずい!ラディッツまで取り憑かれちまうぞ!」
ターレスが叫んだが、ラディッツはなんともなかった。
「…どうやら、悟空さんからリーダーへは感染しないみたいだな」
スーノは冷や汗を流して言った。
「グルルル…グアオオオオオ!!」
悟空は、まるで猛獣のような恐ろしい声で叫びながら、ラディッツを攻撃した。
「カカロット…!目を覚まさんか!貴様はこんな奴に、操られるほど安っぽい野郎じゃねぇだろ!」
ラディッツは悟空と取っ組み合いになりながらも、悟空を必死になだめた。
「そうよ!カカロット!あんたは悪い子なんかじゃないわ!今まで地球や家族、仲間達を守ってきたじゃない!お願い!目を覚まして!」
ギネが必死に呼びかけた、だが。
「ガアァァァァァ!!」
なんと悟空は、ラディッツやギネ、さらにはナッパ達やクリス達にまで攻撃をしたのだ。
「いい加減にしやがれ、カカロット!しまいには命はないぞ!!」
ベジータは怒って、悟空に飛びかかった、ところが。
「…貴様も闇に染めてやろう」
なんと悪のサイヤ人が、ベジータの前に立ち塞がった。
そして黒い気がベジータに取り憑いてしまった。
「あぁ!ベジータさんが!」
「まずい!ベジータまで操られちまったら、大変だぞ!」
クリスとナッパが叫んだ。
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