□アイロイ(2)
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ロイがアイクの部屋に遊びにきた

それも、夜に。

アイクはマルスに釘をしっかりと刺されてはいるが、どこまで持つか理性との長い戦いになりそうな気がしてきた

アイクがとりあえずという事でロイに部屋に備えつきのキッチンの冷蔵庫からジュースをだしてあげるとロイは緊張してるのかギクシャクしながらもそれを受け取った

アイクが「そんなに緊張するな。今すぐとって食う訳じゃないんだ。それにそんなに緊張されたら俺まで緊張してくる」というとロイは「…っは、はぃ…。あ、えと…ジュース、頂きますね…」といってジュースを少し飲んだ

アイクが「…そうだ、ロイ。お前が好きな食べ物はなんだ?」とロイの緊張を解そうとするとロイが「っぇ、ぁと…い、苺ですかね…。甘くって、でも少し酸っぱくって、コロコロしてる…。」というとフワリと微笑みを浮かべた

アイクも吊られて微笑みを浮かべながら「そうか。じゃぁ後で苺を買いにいくか。因みに俺は肉料理なら何でも好きだ。馬肉も羊でも食える。好き嫌いは肉料理限定ならないな。」といってみせた

ロイがクスクス笑い「お肉料理限定って…ふふ、
アイク先輩。お野菜やお魚も食べなきゃだめですよ?」といって口元を覆い、少し笑い続けた

アイクが「…む、努力はする…。が、どうも苦手でな…。だがロイが作ってくれる奴ならなるべく残してない、はずだぞ。…どんなに苦手でも…一応はな…」と言った

ロイがほんの少し頬を赤くして「…じゃあもっと食べて貰えるように工夫しますね。僕、お当番きたら頑張っちゃいますからちゃんと食べて下さいね。」といって照れた

アイクが「…む、…あぁ。…(少しは緊張が解れたか?手くらい握るべきか?どうすれば良いんだ…)」と返事をするとロイが「…っぁのっ!……僕アイク先輩の隣…座っても…良いです、か?」といってきた

アイクが頷くとロイはそろ、とアイクの座るソファーに一緒に座ってきた

アイクが思わず自然にロイの頭を撫でるとロイが「…っへへ、僕、アイク先輩の大きい手で撫でられるの、割と…好きです。何だか、安心して…。」と何処かホッとした様に言って、アイクの空いてる方の手を見詰めた

アイクはロイの頭を撫でながらも「あぁ。俺も、こうやってロイの頭を撫でるのが気に入ってるら
しいな…。無意識に撫でる時がある。……今もロイを無意識に撫でてしまった…。」といって優しく撫でるとロイは「…//////…アイク、先輩…っ僕、ここに来る前、ドクターに相談したんです。…っ恋愛ってしたことないから、どうすればいいのか分からないって。そしたらドクターがアイク先輩も、どうすればいいのか分からないって思ってるんじゃないかなって…言ってました。ゆっくりと自分達のやり方で良いんだよって…言われちゃって、…っ僕、取り敢えずキスまでは頑張ってみようって!…ぁの…ダメ、ですか…?」と不安そうに上目遣いで聞いてきた

アイクはロイを撫でるのを止め「…俺も…少しは先にいきたいとは思っていた所だ。」といった
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