私の声は届きますか?
□誰か助けに来てくれますか?
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『ヘルブラム、私は飼われるの?』
ヘルブラム「へ、飼う?!」
『だって面倒を見るとかお世話をするとか、ペットをまるで飼うような口ぶりだったから』
ヘルブラム「そうだね、俺っちはチミを飼うのかもね」
ハーレクイン「ヘルブラム?! なんてことを言っているんだ!
突然変なことを教え込まないでよ」
先程、面倒くさそうに話していた男の子、ハーレクインがそう言った。
まるで私を心配してくれているような気がした。
『私、ハーレクインと暮らす』
ハーレクインの服の先を手で持った。
だって、ヘルブラムは怖いんだもん
ハーレクイン「な、な?!」
ヘルブラム「ハーレクイン、鼻血出てるよ!」
ハーレクイン「##neme1##、おいらが面倒をみるよ。
一緒に暮らしたいの?」
『うん!』
ハーレクイン「グハッ!」
ハーレクインは鼻血を出すと倒れてしまったようだ。
少し、可愛い
ヘルブラム「じゃっ、ハーレクイン任せたよ!」
ヘルブラムは家へと帰ってしまったらしい。
多分、ハーレクインは起き上がるとまた人間のとこに行くんだね、とボソッと呟いた。
ハーレクイン「よし、じゃあ##neme1##、行くよ!」
『うん!』
ハーレクインの服を引っ張りながら私は魔力で浮遊しながら精一杯ついていった。
そして、着いたのは大きな木の上
ハーレクイン「ここがおいらの家だよ」
『木がいっぱいで綺麗、あのね私、女の子の友達が欲しい!』
ハーレクイン「それならおいらの妹がいるよ」
?「兄さん! ついに彼女ができたのね!」
ハーレクイン「ちちちち、違うよ!」
ハーレクインのテレ具合は異常の程だった。
『貴方はハーレクインの妹?』
エレイン「そうよ、私はエレインっていうのこれからお兄ちゃんを宜しくね」
『私はハーレクインとさっき会ったばっかだよ、エレインかぁ、よろしくね』
エレイン「うん!」
初めて、女の子と楽しく話しました。
『友達になれるかな?』
エレイン「あら? 私達はもう友達よ」
『本当?! 』
エレイン「うん!」