story2

□あの頃
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なつside

この前みくりんが粉薬飲めなくて、手伝ったときあおいもこんな時あったなーなんて思い出した。
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いつもの楽屋。
ちよりと村重がなにか動画とってたり一発芸してたり。

喉が渇いて楽屋においてある冷蔵庫にいれておいたお茶を手に取る。
でも、さっきには、無かったものが、、、

目についたのは、
”お薬飲めたね”と書いてあるパッケージのもの。
あれ?なつの記憶が正しければこれって
比較的小さい子が飲むものじゃなっかったけな。

とか疑問に思ったけど一旦閉めて様子をみることにした。

みな、ご飯も食べ終わってゆっくり中。なつも少し寝ようかなって思ったけど、なつの前にはあおいちゃん。

今日も、かわいい。
だけど、すごく表情が暗い。

何かあったかのかなっと思って話しかける。

「あおい、何かあったの?」

「ううん、そうじゃないけど」

「ふーん じゃぁ、なんでそんなに暗いの?」

「はぁ」

すごく、分かりやすいため息
何かあったな。

「やっぱり、何かあったよね?」


なつの問いかけに
あおいは、袋から粉薬を2つ机の上にだして
「これぇ」


「粉薬?」




「うん。」


「いやなの?」


「うん。苦いから」


「なるほどね」


あおいがなぜ、暗かったのか分かった。粉薬が嫌だったんだね。

それと、同時になぜWお薬飲めたね"が冷蔵庫にあったのかも分かった。

「冷蔵庫にあった、Wお薬飲めたね"ってあおいの?」

「 うん 」

なるほどね。

あおいこのまま飲まないつもりなのかな?でも、Wお薬飲めたね"あったしな。

「あおいーこれ飲むんでしょ?」


そんな事を言ったら
首を傾げる。
えっ?!飲まないの?

「飲まないの?」

「だって苦いもん。」

「でも、飲まなかったらママに怒られるよ」


「えー」

「当たり前だよー」


「それも、やだ。」

「じゃあ、飲もう!」

「ん〜」

あおいきっと飲まなきゃいけないのは分かってるんだろうけど、なかなか進まないでいる。

「分かった、じゃああおいが飲めるようにお手伝いする」

でもあおいは、
机に顔をのせてやだって


ん〜どうしよう

「ゴホッ、ゴホッ、ゴホッ」

「ほら、咳出てるじゃん」


「でも、、、」


「でもやない、あおいに、嫌なことを強制するのは心苦しいけどあおいが辛そうにしているのを見る方がもっと苦しいよ、なつは」

「ん、、、分かった」


「ありがとう」


「そのまま飲む〜?」


「前そのままのんでおえってなった泣」


「そっか、じゃあ冷蔵庫に入ってるの使う?」


それがいいみたいで、冷蔵庫へ取りに行く。

わかちゃん「あれ?それ、なっちゃんのだったの?」


「えっ?これあおいちゃんの これから薬飲むみたい」


「あっ、なるほどね」




「あおいー持ってきたよ」

「ありがとう、なっちゃん」


なつがスプーンに入れてセットする。

「大丈夫かな?」


「うん」


「じゃあ、お口あけてっ」


「あーん」



「あー」


「はい、いいこだね 少し苦かったかな」


ちょっと険しかったけど飲めたみたい。
小さい子みたいでかわいい。
周りのメンバーも微笑ましそうに見ていて
動画を撮ってるメンバーもいたり。



「あと、これで最後、ちょっと量多いかもだけど頑張れる?」


「うん!大丈夫」

さっきとは、うってかわって自信たっぷりなあおいちゃん

最後の薬も飲み終わってご満悦。


「なっちゃん、ありがとう」

「あおいが苦手な粉薬飲んでくれてなつは嬉しいよ」

でも、あおいがなっちゃんのおかげだよ
って言ってくれた。
可愛すぎでしょ、本当に。

「今度は、”お薬飲めたね”使わなくても飲めるようになれたらいいね」

「うん!」


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