ROSE 2

□To... ララさんリク
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『To...』


│*Special Thanks*│ララさん


︙やまちね

︙裏ほぼなし

︙悲


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知念side❁




雑誌撮影の日。




薮「じゃっじゃ〜ん!」


八「あ〜〜!!」


中「薮くん、そ、っ、それは、」


薮「聞いて驚け、今流行りのゲームで〜す!!!」


岡「あー、売り切ればっかでなかなか手に入らないやつ!」


薮「そうなんだよ、実は親戚がおもちゃ屋で働いてるから、って譲ってくれたんだよ〜」


有「いいないいな!やろーぜっ!!」


広い楽屋なのに1箇所にギュッと集合する。


僕は少しみんなから距離をとって楽屋の端でスマホを弄る。


















中「〜っ!また負けたよ〜、、、」


伊「なかなかこのステージから進まないね。」


中「こうなったら最終兵器、ちね〜ん!!」


知「、え。」



名前が呼ばれたと思ったら、大ちゃんに引きずられいつのまにか手にはコントローラー。



「ゲーマー知念ならクリアできるってことか。」


中「やったれやったれ!!」


知「え〜、、、」



あんまり乗り気ではなかったが、仕方なく画面の主人公を操作する。




しばらくして、



薮「あ〜、さすがの知念でも無理か〜」


画面に大きくゲームオーバーの文字。



知「、っまって、もう1回!次勝てそうだから!」


こういうゲームのことになると、不思議と負けず嫌いが発揮される。

指まで隠れるぐらいのパーカーの袖を思いっきりまくり上げ本気モードにはいった。






有「ん、、、?知念、これどした?」


中「うわ、すっごいアザできてる。」


知「あ...っ、....」


急いで捲った袖をもとに戻す。


八「どっかで打った?」


薮「どれ、見せてみ?」



知「や、っ...だめ..っ」


岡「知念?」


宏太が僕の腕に触れようとした、とき。









山「や〜ぶちゃん!」


楽屋の扉があき、聞きなれた声が耳へとはいる。
壁に寄りかかる彼に一斉に視線が向けられた。


山「次、薮ちゃんの撮影の番だよ?」


不気味なくらいの笑みを浮かべる。


薮「あっ、、あ〜!そかそか、サンキュー山田。」


近かった宏太との距離が段々と離れていく。





山「知念、ちょっとジュース買いに行こっか。」


僕の手首を痛いくらい握って強制的に連れて行かれる。
断る権利なんて、僕にないんだけどね。




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