ROSE 2
□メイキング あやなんさんリク
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『メイキング』
│*Special Thanks*│あやなんさん
︙いのあり
︙裏
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伊野尾side❁
俺は今、天国にいるのだろうか。
目の前に天使がいるんだが。
有「ん、?いのーちゃーん!!」
頭に猫の耳をはやした天使が、俺の名前を叫びながら近づいてくる。
中「あ〜、、、またか。」
岡「うん、そうみたい。」
薮「いいか伊野尾。よーく聞け。
ここは現実、彼は有岡大貴だ。」
ハ「今日は新曲のPV撮影だから!」
伊「は!!!そうだった、、、。」
有「??」
山「撮影のたびに伊野尾ちゃん現実からとんじゃうよね。」
伊「いや、こんなもの見せられたら天国だとおもうじゃん!?
とくに今日なんて俺得でしかない、、」
今回の新曲はちょっとかわいい感じの曲だから、PVもそれにあわせてかわいい感じに仕上げたいと言っていた事務所に感謝。
だってそのおかげでこんな猫耳大ちゃんがみれたから...!
有「ど〜ぉ?いのちゃん、似合う?」
無邪気な笑顔で愛想を振りまく彼を抱きしめたくなる欲を抑えて、
一言「似合う、」とクールにつげた。
いつもの撮影ならこの時間帯は今晩どうやって大ちゃんをご飯に誘うか考えてる。
“いつもの”なら、ね。
有「ん〜、にゃぁぁ...にゃ、にゃ..♡」
完全に猫になりきって楽屋のソファーを占領している。
正直猫好きで、今まで何万匹と見てきたが今までで1番かわいいネコだ。
八「ほれほれ、お菓子だよ、お食べ。」
有「んん、みゃぁ...んぅ〜!!」
八「よしよし大きくなるんじゃぞ。」
だめだ、、、かわいすぎる。
猫嫌いな光でさえこの調子だ。
鏡の前で頭を抱えながらもんもんと欲と戦っていたとき。
背中に手の体温を感じて振り向くと、うるうるな目を俺に向ける彼が。
有「ん〜!にゃぁっ!!」
口にお菓子を咥えたまま俺を見つめる。
伊「ん、?くれんの?」
有「ん〜!」
あ、これはだめなやつ...
左手を大ちゃんの頬にそえて、口でクッキーを受け取った。
伊「ん!うまいうまい...」
予想外の受け取り方だったのか
目の前のネコは耳を真っ赤にそめてうつむいてしまった。
伊「え、っと...だ〜いちゃん?」
有「にゃ、ぁ..//」
あぁ、神様これは僕へのご褒美ですか、、、
こんな可愛い反応みせられたら、理性なんて保つわけがない。
伊「こっち、みて...ん、っ..」
有「へ..っんんぅ...は、ぁっ..いのちゃ...?」
伊「バレちゃうから、声は抑えてね...」
有「え、やっ..だめっ...」
『伊野尾さ〜ん、次お願いします!』
伊・有「......」
廊下から俺の名前を呼ぶ声。
スタッフさんの声でふと我に返った大ちゃんは、俺の胸を両手で押し楽屋からスタスタと出ていった。
あと少しだったんだけどな、なんて。
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