Rose ...

□weakness
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「太輔、俺の事好き?」

星の煌めく夜11時。

何と無く2人で、マンションの近くの公園に来たのだ。

何気ない会話の中、突然問われる。

「何、いきなり。」

「いや、気になってさ。」

「好きに決まってんじゃん。」

「...そっか。」

変な渉。



沈黙が起こる。

都会にしては珍しく、何の物音も聞こえない。

「俺の為だったら何だって出来る?」

真剣な、瞳。

「ちょっとこっち。」

俺の返事を待つことなく立ち上がり、腕を引っ張られる。

「どうしたの、渉痛いよ。」

公衆トイレの裏。

ひと気などあるはずもない。

いきなり、目の前でベルトを外し出す。

...は?



「ねえ、舐めて。」

「ちょっと待って、ここ外だし。」

「早く。」

無理矢理しゃがまされ、口に自身を捻じ込まれる。

「ん、ぐっ...」

「噛んじゃだめだからね。」

眉根をひそめ、渉を見上げる。

一体どうしたというんだ。

アクションを起こさない俺を見て、渉が苛々し出すのがわかる。

後頭部に手を回され、ぐっと押し付けられる。

陰毛が鼻をくすぐる。

息がし辛い。

腰を、ゆっくり前後に打ち付けだす。

俺の口の中を、渉自身が暴れる。

「んーっ...、」

「俺の美味しい?」

激しくなる渉の律動に、俺は噛まないようにするので必死だ。

「太輔、もっと。吸ってよ。」



きっと渉をイかせるまでは終わらない。

覚悟を決める。

先をちろっと舐めた後、尿道に舌を捻じ込む。

「ぁ...っ、太輔...。」

気持ちいいのか、そっと目を閉じたのを見る。

渉の好きなところなら、何だって知ってるよ。
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