shortdream
□雨
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『あーとうとう降り出した』
なんてつぶやきながら
玄関をでて傘をさす
せっかくの休みだから
買い物しようと思ったのに
『やみそうにないな…それに激しい』
なんてぶつぶつ言っていたら
少し前にずぶ濡れになっている一人の男性を見つける
『こんなに降ってるのに…』
少し考えたが なの はほおっておけず
『どちらまで行かれるんですか?よかったら送りますよ』
と隣にいき雨がかからないようにする
「…」
『大丈夫ですか?』
「うん…大丈夫だよ」
どこか寂しそうでか弱い瞳
なんだか捨て猫みたい
「帰りたくないんだ…一人がいやで」
『…だったらうちにきますか?』