dream

□買い物
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智「あ、これいいなぁ…あ、でもこっちも…」



大きなショッピングモールにつき ねこ が日用品を見てくるというので別行動となり
1人店を見て回る智

智「ん〜…あっ」


そんな智の目に止まったのはシンプルだが可愛らしい石のついた指輪だった
そっと手に取りゆっくりと見回しながら


智「 ねこ ちゃんがこれつけてるところ…みたいなぁ…」

と独り言を言っていると

『おまたせしました智さん』

ちょうど自分の買い物が終わった ねこが智にかけよる


智「お!おかえりっ!ちょうど良かった!これつけてみて!」

そういうなり半ば強引に ねこの左手を引っ張って
薬指に指輪をはめる


『可愛いですね』

智「サイズもいい感じだし…ちょっと待っててくれる?」

そう言ってレジに向かい
会計を済ませて戻ってくる


智「これあげる」

『え?!いや…そんな悪いですよ!』

智「いいのっ!
……そんなに気になるなら俺のお願い聞いて?」

少し考えた後に ねこの瞳をみて微笑む

『なんですか?』

智「敬語とかやめよ?
あと、智さんじゃなくて、智って呼んで?」


『えっと…はい…じゃなくて、うん!』

智「俺も呼び捨てでいい?」

『いいよ!』

智「じゃあ改めてよろしくね? ねこ 」

『こちらこそよろしくねっ!智!』



少し間を空けて笑い合う2人


智「そうだ、ご飯でも食ってかね?」

『お腹すいちゃったしね』


軽くやり取りをして店を探すために歩き出した2人

歩きながら左薬指の指輪を空にかざして
静かに微笑む ねこを見て
頬を染めて微笑む智



智(やっぱり…俺、好きだわ)
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