オリジナル

□2話
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 せっかくの休日になぜ俺が図書館に来ているかというと、家に居ると落ち着かないからだ。
1人で家にいるとどうしても羽鳥君に嫌われている理由を考えてしまってどんどんネガティブになってしまう。
どうにかしなければと友達に電話したはいいもののみんなそれぞれ部活やらなんやらで予定が埋まっているらしい。
それなら本でも読もうと訪れたのがここな訳だ。 決して俺に友達がいないのではない。

 そういうわけで、俺は何冊かの本を手に館内をぶらついている。
するとある本が目に止まった
《相手の気持ちが分かる本》

本当に分かるのかと疑問に思いつつも手を伸ばす。
すると伸ばした俺の手よりもさらに上に俺のものでない手が現れた。

「すいません。」
手を下ろし相手を見ると目があった。

俺の目は今すごく見開いているだろう。

「あれ、宮瀬?」
「は、羽鳥君?」

なんと俺の前に羽鳥君が現れた。
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