オリジナル
□2話
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その日からというもの羽鳥君は毎日のように俺に悪口を言ってくる。
もうこれはいじめではなかろうか。
「いらっしゃいませ。」
綺麗な顔で爽やかな笑顔、そんな彼にお客さんの顔が赤くなる。
みんな騙されてるんだ。
やっぱりイケメンはずるい。
まぁかっこいいのは事実だけど…。
マスターたちに相談もしたけど、なぜか暖かい眼差しを向けられただけで返事がかえってっくる事はなかった。
なぜ俺だけこんな扱いなのか。
そんなに俺のことが嫌いなのか。と考えては落ち込むの繰り返しだ。
そんな日が続く今日、久々の休日を迎えた俺は図書館で何回目になるかも分からないため息をもらした。