りぼゆめ
□地獄の血、アヴェルヌス
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アヴェルヌス家は大昔、ザリエルという元天使の悪魔から生命を与えられし一族。
天使の血も悪魔の血も流れると言われている。
関係があるのか無いのか、時折聖母のような人間が誕生したり
聖母のような人間が亡くなったかと思われると、今度は大量虐殺犯といっま悪魔のような人間が現れる。そんな奇妙な一族。
偶然だと言う人間もいるし、呪われた一族という人間もいる。
聖母だと言われていた叔母はほんの数年前に病気で亡くなった為、悪魔のようになる人間が一族に現れ始めた。
ターシャ・アヴェルヌス。その身にザリエルは宿った。
「何を測定されたのかは知らないですけど、「ザリエル」のせいなので!私普通の生活を送りたいので失礼します!!」
ナイフを抜いたら血が溢れ出る事はわかっているので、痛みを我慢しながら部屋を出ていこうとした。
扉を開けようとしたターシャは後ろから肩を叩かれ、何の気なしに振り返ってしまった。
その瞬間、ルッスーリアによる思い拳が顔面に入った。
ターシャはその場に倒れ込んでしまい、鼻血を出したまま気絶。
「うししっ♪あーあいい気味〜」
白目を向いて倒れているターシャの顔をベルフェゴールは足で続くとスクアーロを見る。
「生意気な奴嫌いなんだけどホントにこいつにするワケ?」
ザリエルの話しなど知らないベルフェゴールはターシャを連れていくというのを嫌そうだが、スクアーロやルッスーリアにしてみれば使えなかったら捨てればいいだけの話だが。
「あーあ、どこも人材不足で嫌になっちゃうわ!」
との事だ。