短編集
□いつもと違う
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いつもと違う
麗子さん(ゆきりん)×さえちゃん
「……ちゃん。…ぇちゃん。さえちゃん」
佐江「ん……?」
「佐江ちゃん」
佐江「……え!?」
「あ、やっとおきてくれた!」
佐江の部屋の
ベットの隅に座っているのは、
金髪超ロングでショッキングピンクのスーツ?制服?を着た綺麗な女の人……
超ミニスカなのに脚を組み、美しい美脚が目立っている。
一見誰かわからないが、顔をよく見ると……
佐江「りんちゃん?」
由紀「あたりまえじゃん。何言ってるの?」
佐江「あたりまえって……その髪どうしたの?それに服」
由紀「え?どうってなに?私いつもこうじゃん」
………………え!?
いつもって……?
佐江が知ってるいつものりんちゃんは、茶髪で、黒や茶色、たまにピンクなど至って普通の服を着ている可愛い女の子。
佐江「いつもってどういうこと?」
由紀「いつもはいつもだよ。佐江ちゃん変なのー」
一体どうなってるんだ。
目の前にいるりんちゃんらしき人は佐江のことを変だと言って笑ってる。
もしかして……
佐江「ドッキリ?」
由紀「え、なにが?」
佐江「りんちゃんのこと」
由紀「なになに?私に会えてうれしいってこと?」
だめだ。
りんちゃんらしき人の反応を見るとどうもドッキリではないらしい。
佐江「りんちゃんなの?」
由紀「だからそうだって」
佐江「本物?」
由紀「本物です〜」
佐江「信じるよ?」
由紀「信じるもなにも何年の付き合いだと思ってんの」
どうやら本当らしい。
佐江の記憶が逆に書きかえられちゃってるのかな?
由紀「それよりさ……」
佐江「ん?…………え、ちょちょちょ!」
さっきまで、佐江はベットから体を起こし、ベットの隅に座ってるりんちゃんと喋っていた。
ところが急に、りんちゃんは佐江の膝の上に乗って、肩を押してベットに押し倒してきた。
佐江「なにしてんの!?」
由紀「うるさい。」
そう言って、自分の人差し指を佐江の唇にあててきたりんちゃんは、佐江の顔の横にもう一方の手をつき、覆い被さり……
由紀「私と、イイこと……しない?」
ぶはっ!
な、な、な、何言ってんの?
イイこと……?
りんちゃんのとろんとした目を恥ずかしくて見ていられなくなり、目線を下に逸らすと……
佐江「お、お、お、、、」
胸元が大きく開いたジャケットの中から、重力に従ってりんちゃんの深い谷間が覗いていた。
さらに下の方に目線をやると佐江に跨っているため開かれてる脚がとてもセクシー。
由紀「佐江ちゃん、興奮してるでしょ?」
佐江「そ、そんなこと……」
由紀「佐江ちゃんの好きにしていいよ?」
今度は佐江の頬をやらしく撫でる。
そんなりんちゃんに佐江は……
佐江「いいんだね?」
由紀「いいよ…佐江ちゃんになら何されてもいいから」
佐江「りんちゃん……」
キスをしようとりんちゃんの頭に手を伸ばし、佐江のほうに近づける。
佐江とりんちゃんは、お互い目を閉じて、唇が触れ合うのを待った
あと少し……
唇と唇が触れ合うまで10cmもないだろう……
もう唇が触れそうで……