AKBにあなたが!? 2 (小説)

□49.リクアワ1
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49.リクアワ1



24日夜公演

高橋みなみ「円陣組みまーす。全員集まってくださーい」


高橋みなみ「みなさん、リクエストアワーの公演も残り3回になってしまいました。」

高橋みなみ「残り3回、一生懸命頑張りましょう!」

全員「はい!」

高橋みなみ「いくぞ!AKBー!」

全員「48!」




由紀「よし!今日は、握手会生1人だけど頑張ってね!あと、出番来るまででも、サプライズだから、ひな壇出たらダメだからね!」

美樹「ええーひな壇いきたい!」

由紀「だーめ!ハステとワステ終わったら、MCだからはけちゃだめだよ!」

美樹「はーい」

由紀「60位くらいから着替え始めてね!」

指原莉乃「おー、みきりん!なんかかしわぎちゃん保護者みたいだね!」

由紀「そう?」

指原莉乃「お母さん。老けてるー!」

由紀「ちょ!さっしー!」

指原莉乃「たいさーん!」

由紀「いっちゃった...よし!じゃあ私はもう出なきゃいけないから!」

美樹「頑張れ!」

由紀「うん!」





美樹(あ!ファーストラビットだ!音だけしか聞こえないけど...)

美樹(ファーラビの振り付け、可愛いよね!)

美樹(モニターのところ行こうかな...)




宮澤佐江「おおー!握手会生じゃん!」

美樹「あ、宮澤さん初めまして!握手会生の矢口美樹です!」

宮澤佐江「1人?」

美樹「はい!」

宮澤佐江「ゆきりんの握手会生だよね?」

美樹「はい!」

宮澤佐江「佐江も1人なの!くるくるぱーまで出番ないからさー」

美樹「そうなんですか!私もサプライズで出るので、ひな壇出たらダメだそうです……」

宮澤佐江「ほんと?よかったら2人で喋ろう!」

美樹「はい!」

宮澤佐江「じゃあ、楽屋でもいこっか」




宮澤佐江「あ、珍しい!ソファあいてる!っていうか、誰もいない笑」

美樹「みんなひな壇ですもんね笑」

宮澤佐江「あー暇だなー」

美樹「...宮澤さんにひとつ聞きたいんですけど...」

宮澤佐江「なになに?」

美樹「でも聞きにくくって...」

宮澤佐江「いいよいいよ!なんでも聞いて!」

美樹「...あの!......ゆきりんと宮澤さんは、付き合ってるんですか!?」

宮澤佐江「え?」

美樹「や、やっぱり、なんでもないです!」

宮澤佐江「付き合ってるよ」

美樹「本当にすみま.........え?」

宮澤佐江「りんちゃんとでしょ?」

美樹「え?え?え?」

宮澤佐江「付き合ってるよ」

美樹「えええええ!?」

宮澤佐江「ちょっと声大きい!」

美樹「本当ですか!?」

宮澤佐江「うん!え?りんちゃんから聞いてないの?」

美樹「1回聞いてみたんですけど、話変えられてはぐらかされました。」

宮澤佐江「へー!あ、最近りんちゃんどんな感じ?」

美樹「いつも通り可愛いですよ!」

宮澤佐江「おおー!一緒に住んでるんだよね?」

美樹「はい!」

宮澤佐江「いいなー!佐江もりんちゃんと暮らしてみたーい!」

美樹「暮らしますか?」

宮澤佐江「はえ!?」

美樹「ゆきりんに言ったら、大歓迎だと思いますよ?」

宮澤佐江「美樹ちゃんはいいの?」

美樹「全然いいですよ!むしろ本当に暮らしたいです!」

宮澤佐江「えええ!?じゃあすんじゃおっかなー?」

美樹「今日、ゆきりんに言ってみてはどうでしょうか?」

宮澤佐江「そうするわ!...でも、東京帰ってくるときだけだけどね」

美樹「はい!」

宮澤佐江「佐江、そろそろ着替え行ってくるわ」

美樹「あ、はい!くるくるぱー、頑張ってください!」

宮澤佐江「ありがとう!」




美樹「あーあ...ついに一人だな...」

美樹「えーっと、今は『HKT48』が流れているから...70位か...あとまだ10曲分何してればいいの...」

ガチャ

美樹「え!?」

吉田朱里「あれ?誰?」

美樹「え!?握手会生の矢口美樹です!」

吉田朱里「あー!ひな壇行かないの?」

美樹「サプライズメンバーらしいので、行ったらダメらしいです!」

吉田朱里「そうなのーあれ?」

美樹「どうしましたか?」

吉田朱里「どっかで会ったことある?」

美樹「あ、何度か握手会の方に...」

吉田朱里「うそー!」

美樹「ほら、新喜劇の話とか!」

吉田朱里「おーありがとう」

美樹「新喜劇の吉田さん、大好きです!」

吉田朱里「ほんと〜?嬉しいわ!あ、出番いつ?」

美樹「ハステとワステまでないです!」

吉田朱里「朱里もジッパーまでないねん!あ、暇しとるか?喋ろーや」

美樹「はい!あ、ジッパーのダンス教えてもらえませんかね?」

吉田朱里「おーいいよ!どっから?」

美樹「一応一通りわかるんですけど、魅せ方が...」

吉田朱里「それはみるきーとかに聞いた方がええんちゃうか?」

美樹「吉田さんのダンスもとても素敵なので!」

吉田朱里「自分、わかってんなぁ?すごいわ、業界に染まり出したさや姉とよう似とるわ!」

美樹「あ、ありがとうございます!」

吉田朱里「よし、レッスンがてらやるか!」

美樹「お願いします!」







吉田朱里「自分結構できとるやん」

美樹「ありがとうございます!」

吉田朱里「あ、着替え一緒に行こか?もうそろそろ行かんとあかんやろ」

美樹「はい!」





美樹「わ!初めてハステとワステの衣装着ました!」

吉田朱里「ちょっと小さないか?たかみなさんのやろ?」

美樹「はい...!でも大丈夫です!」

吉田朱里「よし!そろそろジッパーやから、行ってくるわ!早めにスタンバイしといた方がええで!」

美樹「はい!いろいろとありがとうございます!」






美樹「えーっと3番からだから...あ、ここか!」

美樹「モニターでもみてよ!あ、ハートエレキ!」

美樹「小嶋さんカッコイイ!」



美樹「次はアーモンドクロワッサン計画!」

美樹「このリズムすき!でもなんで今年こんなに順位低いんだ?」


美樹「ぐぐたすの空!この衣装好きだなー!」

由紀「あ!みきりん」

美樹「ゆきりん!お疲れ様!」

由紀「おーありがとう!あ、1個アドバイス!みきりんが単独でカメラ抜かれるときは、2回目の嘘だろうが嘘だろうがのところだから、その時はしっかりカメラ見とかないとダメだよ!」

美樹「はい!」

由紀「じゃないと、誰!?ってなるから!」

美樹「はい!」



由紀「あ、もうすぐ!」


舞台上

渡辺美優紀「続いては、あの曲!なんですが、ちょっと大人の事情で時間が…?なので、まさかのあのメンバーが登場でーす!」

上西恵・吉田朱里「どうぞ!」


暗転


スタッフ「どうぞ!」

ダダダダ

じゃん

《ハステとワステ》

会場「フー!」


♪てれてれーててーれてー
ててててーてーちゃちゃんちゃちゃん♪


川栄李奈「嘘だろうが嘘だろうが私が馬鹿だなんて」

川栄李奈「この中で一番のおバカは私じゃない」


美樹「嘘だろうが嘘だろうが私の足が臭い」

会場「おおおおー!」


美樹(よかった...湧いた...)






チャーン

会場「フー!」

一同「いぇーい!」

峯岸みなみ「えー、ぐぐたすの空、 風の螺旋、ジッパー、そしてハステとワステ、4曲続けてきいていただきました!」

由紀「そして!みなさん、お気づきでしょうが、なんと!みきりんがアンダーで来てくれましたー!」

指原莉乃「いぇーい!じゃあ、自己紹介してもらいましょうか!」

美樹「はい!AKB48握手会生みきりんこと矢口美樹です!」


指原莉乃「あの、さっき裏で、かしわぎちゃんがあれやこれやとみきりんにアドバイスして保護者みたいだったんですよ!」

小嶋陽菜「わーおばさーん」

会場「笑」

由紀「ちょちょちょちょ!ええ!?」

渡辺美優紀「ゆきりんさんなー、NMBの時もお母さんっぽかったですよー」

由紀「みるきー?」

峯岸みなみ「ブラック!」

指原莉乃「みきりん!かしわぎちゃんのことどう思ってる?お母さん?」

美樹「いやー……笑」

小嶋陽菜「みきりん?正直に言いなよー」

美樹「お母さん……ですかね?笑」

会場「笑」

指原莉乃「ほらかしわぎちゃん!お母さんだって!」

由紀「おかしいでしょ!?まぁ、みきりんはおこちゃまだもんねー?」

美樹「う……」

会場「笑」

渡辺美優紀「そうなん?」

由紀「まだ一人で寝れないんですよ!?」

会場「笑」

峯岸みなみ「えー?みきりん何歳?」

美樹「13……」

小嶋陽菜「麻里ちゃんみたいに13歳児になっちゃうよー?」

会場「笑」

指原莉乃「え?夜どうやって寝てんの?」

美樹「それは!言えな…!」

由紀「私が隣で寝まーす!」

一同・会場「ええええ!?」

指原莉乃「え!?かしわぎちゃんとみきりん、2人で寝てんの!?」

由紀「うん!」

美樹「いや、正確にはぬいぐるみをいれたら10人以上です!」

峯岸みなみ「みきりん、なんのフォローにもなんないから!」

会場「笑」

渡辺美優紀「みきりん今度一緒に寝よーや?」

美樹「ええええ!?」

由紀「さや姉、ヘルプ!!!みるきーをどうにかしといてね!!!!」

会場「笑」

峯岸みなみ「なんでみるきーをさや姉に任せんの?笑」

由紀「いや、とりあえず難波はさや姉に……!」

指原莉乃「適当!」

由紀「適当ですみませんねー」

指原莉乃「まぁ、というわけで、みきりん!早く一人で寝れるようになりましょう!」

美樹「はーい!」

峯岸みなみ「では、続いての曲発表に参りましょう!続いてはこの曲です!」

一同「どうぞ!」








美樹「ちょ、ゆきりん!何言ってるの!?」

由紀「だってお母さん扱いするもん」

美樹「いやいやいや」

由紀「ん?逆にバラされてなんで嫌なの?」

美樹「別に嫌というか…恥ずかしくて……」

由紀「なら、一人で寝れるようにすればいいじゃん!」

美樹「まぁそうなんだけど……」

由紀「こういうキャラで行くっていう路線もあるけどね!」

美樹「どういう?」

由紀「妹キャラみたいな!SKEでいう江籠ちゃんとか!」

美樹「あーあ!って!キャラなんて作らない!」

由紀「まあ、みきりんなら素でいけそうだけどね!」

美樹「うーん……」

由紀「じゃあ、アンコールの準備はじめるわ!」

美樹「はーい!あ、衣装ってこのままですよね?」

由紀「みきりんはね!私はよわむしけむしの衣装に着替える!」

美樹「はい!」





アンコール

舞台裏


渡辺美優紀「みきりん!」

美樹「わぁ!びっくりした!渡辺さん、おどかさないでくださいよ!」

山本彩「こんなんでびっくりしとるんかい!」

美樹「山本さんも!あ、お疲れ様です!」

山本彩「おーお疲れ!あ、MCでみるきー何やらかしたんや」

渡辺美優紀「別に、みきりんに一緒に寝よ!って言うただけやで?」

山本彩「言うただけって!まぁだけやけど、実行はせーへんよな?」

渡辺美優紀「あたりまえやで!私はさやかちゃんの横!」

山本彩「おーそれでええねん!よしよーし!ってどあほ!誰がお前の横におんねん?」

渡辺美優紀「え?さやかちゃん、横にいてくれへんの?冷たいわー」

山本彩「なんやねんその目は!」

美樹「あはははは!さやみるさん最高です!」

渡辺美優紀「みきりん笑ってくれた!ええこやー!」

山本彩「ええこやなーって言うとる場合か!」

美樹「あ!よわむしけむし、始まってる!ゆきりーん!」

山本彩「柏木さん、やっぱり歌上手いな」

渡辺美優紀「さやかちゃんも上手やで?」

山本彩「恋の花びらのところええわー」

美樹「あ!私もそこ好きです!」

渡辺美優紀「むーしー?」

美樹「す、すみません!」

渡辺美優紀「ひどいわー」

山本彩「もうそろそろ袖いかんなんな」

渡辺美優紀「このあとMCあるやん」

山本彩「MC終わったらすぐ出るんやろアホ!」

渡辺美優紀「アホって言わんで!」

山本彩「アホはアホやろ?アホっていって何が悪いん?」

渡辺美優紀「さやかちゃん!口悪いで!」

山本彩「はよ行こーや」

渡辺美優紀「はいはーいわかりましたーアホなさやかちゃんについていきますー」

山本彩「誰がアホやて?」

渡辺美優紀「アホっていう方がアホやろー?」

山本彩「何言うてんねん!どうでもええけどはよ行くぞ」

渡辺美優紀「はいはい」

美樹(バカっていう方がバカっていうのしか聞いたことない…)







高橋みなみ「じゃあみんなでてきてー」

バタバタバタ

美樹(希望的リフレインちゃんと踊れるかな??)




高橋みなみ「それでは聞いてください!希望的リフレイン」




美樹(やばい!走る振りのところでこけそうになった!)

美樹(あ!振りとんだ!やばい!誰かの真似をしよう!)






一同「ありがとうございましたー!」






美樹(はぁ……あぶない……)

由紀「みきりんお疲れ!」

美樹「あ、お疲れ!」

由紀「どうやった?」

美樹「とっても楽しかった!」

由紀「明日も頑張ってね!」

美樹「うん!」





続く

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