AKBにあなたが!? 2 (小説)

□48.レッスンゴレライ2
1ページ/1ページ

48.レッスンゴレライ2


リクエストアワー2015
美樹は、

24日夜公演
52位 ハステとワステ
アンコール 希望的リフレイン
25日夜公演
18位 てもでもの涙
14位 永遠プレッシャー
4位 恋するフォーチュンクッキー
アンコール 少女たちよ
アンコール ヘビーローテーション
サプライズ Green Flash

計8曲に出演する。





1月19日


由紀「みきりん!今日、学校帰ってすぐにレッスン場行くからね!」

美樹「わかった!」

由紀「今日何限?学校の前まで行くから。」

美樹「5限!3時くらいには終わる!」

由紀「了解!」




3時

由紀「おっそいなー…まだかな……」


そのころ…………





美樹「みんなー!ばいばーい!」

佐世保直樹「おう!ばいばーい!」

桂夜希明梨「レッスン頑張ってね!」

美樹「ありがとー!」




美樹(うわー…3時まわっちゃったじゃん!小味先生、話長いよ!走れー!!!!)


????「美樹ちゃん!」

美樹「え!?…あ!松井(J)さんの握手会生の佐藤さん!」

佐藤春子「こんにちは!よく覚えてたね!」

美樹「秋葉原中学生だったんですか!知りませんでした!」

佐藤春子「私、3年だもん!美樹ちゃん1年でしょ?顔合わせないもんねー」

美樹「そうですよね!」

佐藤春子「今日さ、一緒に遊ばない?先輩達はリクアワのレッスンで忙しいみたいだけど、私達みたいな握手会生は出れないし、レッスンなんてないもんね!」

美樹「あ…ごめんなさい!私は、レッスン入っちゃってて…」

佐藤春子「…え………あ、そうなんだ…頑張ってね!」

美樹「あ、はい!」

美樹(走ってっちゃった…じゃなくて!私も走らんなん!)





由紀「はーいーおーそーいー」

美樹「ごめんなさ〜い!」

由紀「5分遅刻!はい!車乗って!」

美樹「はーい!」

由紀「今日は、運転席に大澤さんがいます!」

美樹「よろしくお願いします!ワタナベエンターテインメントのお偉いさんですよね…?」

大澤「そうそう!」

美樹「いつもゆきりんのかわいい写真をありがとうございます!」

由紀「ちょいちょいちょい!会って二言目に言う事おっかしいでしょ!」

大澤「どれがよかった?」

美樹「最近でいうと…水色のパーカーで、口のあたりで手をグーにしてるのがとても可愛かったです!」

大澤「おーカシチルだねー柏木!よかったな!」

由紀「よかっ…んー…まぁ、よかったですね!」

美樹「あ、今日ってなんのレッスンを…」

由紀「小嶋さんと麗奈ちゃんがくるから、四人でとりあえずグリフラ!そのあとに簡単なヘビロテと恋チュンの振り入れ!以上!」

美樹「わかった!」

大澤「柏木が久しぶりに後輩とタメ口でしゃべってるとこみたな…いつも後輩が緊張しちゃうからなー」

由紀「それは…」

美樹「だってゆきりんは、『さん』つけたり、敬語で話すと、逆に怒るんです!」

大澤「柏木が怒るのか?」

美樹「そうです!」

由紀「みきりん涙」

美樹「前なんていろいろあって1日口聞いて貰えなかったんですよ!」

大澤「なんだ?柏木、後輩に変な束縛でもしてんのか?」

由紀「ちょ、違いますよ!さっしーたちが余計なことするからですよ!」

美樹「それはすみませんでした」

大澤「おい、もう着くから。ケンカはやめとけ。」

由紀「はーい」





レッスン場

由紀「こんにちは!あ、小嶋さん!」

小嶋陽菜「あ、ゆきりん♪それにみきりん♪」

美樹「よろしくお願いします!」

由紀「えっと、麗奈ちゃん?」

生田麗奈「はい!柏木さん、初めまして!よろしくお願いします!」

由紀「綺麗な子だね〜」

生田麗奈「ありがとうございます!」

小嶋陽菜「ゆきりんがなんかしみじみしてるー!おばあちゃんみたい!」

由紀「ちょちょちょ!おばあちゃん扱いしないでくださいよー!」

小嶋陽菜「あ、みきりんって何年生だっけ?麗奈と同い年?」

由紀「無視ですか!?」

美樹「中1です!」

小嶋陽菜「じゃあ、麗奈の方が年上だね!」

由紀「何歳?」

生田麗奈「16です!高1です!」

美樹「わ、わ、わ!みなさん人生の先輩さんですね!よろしくお願いします!」

由紀「なんか年寄り扱いなんだけど……?」

美樹「いやいやいや!そうじゃなくて!」

小嶋陽菜「麗奈さぁ、みきりんに勉強教えてあげたら?」

生田麗奈「小嶋さん!それはちょっと……」

由紀「うん!よろしく!みきりん英語弱いから!」

美樹「お願いします!」

小嶋陽菜「麗奈はね、めっちゃバカなの!」

生田麗奈「小嶋さんに言われたくないです!」

由紀「レッスンやりましょうよ!」

生田麗奈「そうですね!」

美樹「あの……Green Flashというのはどういう曲ですか?」

由紀「じゃあ、仮歌ながそっか」

♪テーテテーテーチャンチャンチャンチャンチャンテレテレテーテレテテテーレテー♪

由紀「バラード曲だよ!」

美樹「歌うの難しそう……」

小嶋陽菜「この中だとみきりんが一番下手そう!」

美樹「う…たぶんそうですね……」

小嶋陽菜「麗奈も歌上手だし、ゆきりんも上手で、陽菜もそれなりに歌えるからね!」

由紀「まぁまぁ、まだ歌きてないから、振り入れしよ!」

小嶋陽菜「陽菜とゆきりんは、もう振り入ってるから、お互いに教え合うね!」

美樹・麗奈「はーい」



由紀「基本的にセンターのすぐナナメ後ろあたりがポジションね!それほど動かないから!」

美樹「はい!」

由紀「最初は立ってるだけで……あとはこうで…………」





美樹「だいたい覚えました!」

由紀「よし!小嶋さん!れなちゃん!みきりん覚えたみたいです!」

小嶋陽菜「ゆきりーん、間違ってる!」

由紀「何がですか?」

生田麗奈「私、れなじゃないです!れいなです!」

由紀「あ、ごめんごめん!れ、い、な、ちゃんだね!よし、覚えた!」

小嶋陽菜「こっちもだいたい覚えたって!」

由紀「じゃあ、恋チュンやりましょっか」

小嶋陽菜「麗奈は、麻里ちゃんポジションだからね!」

由紀「前にも言ったと思うけど、みきりんは優子ちゃんだからね!」

美樹・麗奈「はい!」

小嶋陽菜「麗奈踊れるでしょ?」

生田麗奈「はい!」

由紀「みきりんも踊れるって言ってたよね?」

美樹「ゆきりんポジなら……」

小嶋陽菜「麗奈は?」

生田麗奈「基本どこポジでもいけます!」

由紀「ほらー、みきりん!麗奈ちゃんを見習わなきゃ!」

美樹「うー…すみません」

小嶋陽菜「でも、ゆきりんと優ちゃんってほとんど一緒じゃないの?4位と2位でしょう?」

由紀「はい!多分覚えなおすのも簡単だと思うのですが…」

小嶋陽菜「でしょー?じゃあ説明して1回通して次いこーよ」

由紀「そうですね!…じゃあ……って言っても、歌振りが違うだけで他は全部一緒じゃなかったっけ?」

小嶋陽菜「麗奈!2位と4位ちがう?」

麗奈「えーっと……たしか『あなたのことが好きなのに私にまるで興味無い何度目かの失恋の準備』が1位2位3位さん方で『まわりをみれば大勢の可愛い子達がいるんだもん地味な花は気づいてくれない』が4位さん方たちです!」

小嶋陽菜「ほら!歌振り違うだけじゃん!」

由紀「じゃあ合わせて次行きましょうか」






小嶋陽菜「大丈夫そうだね。次は、ヘビロテ?」

由紀「そうです!」

生田麗奈「ポジションどこですか?」

美樹「私も聞いてないです!」

小嶋陽菜「麗奈は、あっちゃんで、」

由紀「みきりんは、優子ちゃんポジション」

美樹「えっ!?それって……?」

由紀「みきりんがセンターなの」

小嶋陽菜「麗奈は2番手」

生田麗奈「本当ですか?」

由紀「ほんとほんと!」

美樹「工エエェェ(´д`)ェェエエ工」

由紀「がんばれー」

生田麗奈「私、前田さんのアンダーですか…?恐れ多い……」

美樹「私も大島さんポジションとは……」

小嶋陽菜「大丈夫だよー!陽菜、後ろから見てるから!振り間違えないでよ!陽菜も間違えることになるから!」

生田麗奈「小嶋さん、ヘビロテ覚えてないんですか!?」

小嶋陽菜「だいたい覚えてるよ〜」

生田麗奈「心配...」

由紀「みきりんヘビロテは覚えてる?」

美樹「はい!ヘビロテは優子さんポジションわかります!」

小嶋陽菜「麗奈は?」

生田麗奈「大丈夫ですけど...」

小嶋陽菜「よし!じゃあ解散!」

由紀「ちょちょちょ!合わせてからにしましょうよ!」

小嶋陽菜「あーじゃあ合わせといて!陽菜眠いから帰る」

生田麗奈「小嶋さん!」

小嶋陽菜「お疲れ様でした〜ばいばーい」

美樹「え!?本当に帰っちゃった...」

由紀「じゃあ三人でやろっか」

生田麗奈「そうですね」



続く

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ