短編集

□甘えん坊
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甘えん坊

さえゆきリアルパロディ

佐江birthday



由紀side

ピッピッピッ ピー………


由紀「佐江ちゃん、お誕生日おめでとう!!」

佐江「ありがとう!」




ただいま、明日の撮影のためホテルにいます!
佐江ちゃんと同室です!
そして、佐江ちゃんは誕生日を迎えました!




由紀「はい、誕生日プレゼント!」

佐江「わぁ!開けていい?」

由紀「もちろん!」




今回、私が選んだプレゼントは………




佐江「ネックレス?可愛い〜」


そう!ネックレス!


由紀「しかもね……じゃん!」

佐江「おそろいじゃん!」

由紀「そう!」

佐江「りんちゃん、ありがとう!」

由紀「いえいえ〜」

佐江「りんちゃんだいすき!」


今日の佐江ちゃんもとてもかっこいい。



由紀「私も…佐江ちゃんだいすき!」

佐江「今年も祝ってもらえて嬉しいな〜」

由紀「あ!もう1個プレゼントあるの!」

佐江「なになに〜?」



昨日、はーちゃんから…
『これ、私からのプレゼントだから渡しといて!』って……



由紀「はーちゃんからなんだけど………はい!」

佐江「あー、そういえばメール来てた。りんちゃんと一緒に開けてって」

由紀「何入ってるんだろ?」



佐江「ん?紙?」

由紀「なにそれ?」

佐江「『柏木由紀を従える券』?」

由紀「はぃ!?」


はーちゃん何渡してんの!?
しかも、ミシン目入ってて10分割されてる


佐江「ん?手紙も入ってる」

由紀「読んで!」

佐江「えーっと…………
『佐江ちゃん、お誕生日おめでとう!私からのプレゼントは、柏木由紀を従える券です。10枚作ったのでゆきりんを佐江ちゃんの好きにしちゃってください!有効期限は来年の誕生日まで!片山より』だそうです」

由紀「はーちゃんほんと何渡してくれてんの!」

佐江「りんちゃん!これ、使っていい!?」

由紀「えっ………うーん…」

佐江「でも、佐江の誕生日だよね?」

由紀「ちょっ!ちょっと待ってて!」


はーちゃんを問いつめようじゃないか!


プルルルル…プルルルル…
プッ…


片山陽加『もしもしー?』

由紀「はーちゃん?」

片山陽加『おーゆきりん、どしたー?』

由紀「どしたー?じゃない!佐江ちゃんへのプレゼントなにあれ!」

片山陽加『あ、今一緒にいるの?ちょっと代わってよ』

由紀「佐江ちゃん、はーちゃんが代わってって」

佐江「佐江?わかった」


佐江「もしもし?」

片山陽加『あ、佐江ちゃん?お誕生日おめでとう!プレゼントみた?』

佐江「見た見た!『柏木由紀を従える券』でしょ?」

片山陽加『是非好きに使って下さい!』

佐江「ありがとう!」

片山陽加『あ、ゆきりんが普段しないこととか頼んでみたら?』

佐江「お…おう///」

由紀「ちょっ!佐江ちゃん!何話してんの?はーちゃんとの会話で照れないでよ!」

佐江「ごめんごめん」

片山陽加『それじゃ、ごゆっくり』

佐江「ほんとありがとう!」

プッ…





佐江side


これはいい券をもらった!
ナイス!


由紀「ちょ!佐江ちゃん!」

佐江「はいはい、りんちゃん!この券は佐江のものだから、使わせてもらうよ?」

由紀「え〜〜〜!」

佐江「じゃあ……最初に使うのは…………」


ん〜………
あ、そうだ!
普段あんまりみない甘えん坊なりんちゃんがみたい!


佐江「りんちゃん、今日1日、甘えん坊になって!」

由紀「はぃ!?」

佐江「ほら、券。甘えん坊!」

由紀「う〜」

佐江「佐江に甘えてくれたらいいの!」

由紀「どんなふうに?」

佐江「どんなふうにって……要するに、佐江にベタベタくっついればいいの!」

由紀「くっついて!?」

佐江「佐江の誕生日でしょ?それとも佐江のこと嫌い?」


こういったら断れないりんちゃんなはず。


由紀「嫌いじゃないけど…」


やっぱり


佐江「じゃあ、この券使わせてよ」

由紀「………わかった」

佐江「ん〜〜〜りんちゃんだいすき!」

由紀「甘えん坊になればいいの?」

佐江「そう!はい、スタート!」


甘えん坊…甘えん坊…


由紀「佐江ちゃ〜ん♡」

佐江「うぉう!」

由紀「好きだよ〜」


この方、大胆なことしてきましたよ!
佐江の膝の上に向かい合わせに乗ってくるなんて!
しかも首に手をまわしちゃって!


佐江「佐江もすき!」

由紀「佐江ちゃん!このまま寝ていい?」

佐江「ど、どうぞどうぞ」


こ、このまま!?
マジか
佐江、ドキドキで寝れないよ


由紀「ありがとう、おやすみなさえ!」

佐江「お、おやすみなさえ…」


め、めっちゃかわいい!
佐江にしがみついてる!
わかる?この可愛さ!
わかる?
想像するだけでわぁ!ってなるから!





由紀side


甘えん坊って…
それで今、佐江ちゃんに抱きついて寝ようとしてるんだけど………
寝れるわけないじゃん!


どうしよ………



佐江「可愛いなぁ…」


さ、さえちゃん!
だめだよ!この状況は!
耳元でそんなこと言われたら………


佐江「あれ?だんだん耳が赤くなってきてる」


ほら、ね?
やっぱり
たえられないよ…///


由紀「ねぇ、佐江ちゃん?」

佐江「わ!起きてたの?」

由紀「寝れるわけないじゃん///」

佐江「なんで?」

由紀「ど、ドキドキするから//」

佐江「さえも一緒!」

由紀「ね、佐江ちゃん………寝れるまでイチャイチャしよ?」

佐江「/////」




終わり




おまけ


佐江side


残りの券9枚はじっくり考えて使おっと!



由紀「佐江ちゃん?考え事?」

佐江「ん?なんでもない」

由紀「なら………………腕枕して?」





りんちゃん………
甘えん坊うますぎ。
そして可愛すぎ。



おまけ終わり

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