短編集

□彼女になれますか?
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彼女になれますか?



宮澤佐江×柏木由紀
『彼女になれますか?』の歌詞パロ

宮澤佐江 男化





由紀side


ー学校ー




私は、秋葉高校の2年生。
1つ上の学年の宮澤佐江君のことが好き。

今は、仲が良い友達のもっちーとあきちゃと教室で喋っている。






倉持明日香「ねぇねぇ、ゆきりん知ってる?」

由紀「なにー?」

高城亜樹「今度さ、バスケ部ね、インターハイでるんだって!」

由紀「あー...知ってるよ!」

倉持明日香「そうだよねー。ゆきりん、宮澤先輩のことならほとんど知ってるよねーw」

高城亜樹「そうそう!スケジュールとか完璧そうw」

由紀「ちょっ!何言ってるのよー!」

倉持明日香「まだ片想いなの?」

由紀「まだって...たぶん、私、存在すら知られてないよ...」

高城亜樹「ウソー!?だって、ゆきりん可愛いから、結構有名だよ?」

由紀「いや、可愛くないしw絶対知られてないよー」

倉持明日香「そうかなー?」

由紀「そうだって!」

高城亜樹「あ、宮澤先輩!」


あきちゃが指さした先には、
廊下で同じバスケ部の大島先輩と喋っている宮澤先輩。



倉持明日香「ゆきりん、喋ってきなよー」

由紀「えー無理だよ!」

高城亜樹「なんで!?こんな近くに!」

由紀「いいのいいの!あ、昨日のKABINGO!見た?面白かったよね!」

倉持明日香「話のそらし方の雑さよw」

高城亜樹「あー!KAB48のやつ?あのドッジボール面白かった!」

倉持明日香「いやいや乗るの?w」

柏木由紀「だよねー?あ、もっちー推しメンだれ?」

倉持明日香「んー...あの、耳たぶ触る子!」

高城亜樹「えー?私は抹茶、緑茶、烏龍茶でもない人!」

柏木由紀「私は、神対応と言われてる子に夢中にさせられてる!」

倉持明日香「みんな違うじゃんw」

高城亜樹「そりゃ、300人くらいいるもんね!」


と、昨日見たテレビの話をしていると...


佐江「あの...由紀ちゃん!」

由紀「え!?はっ...はい!」

佐江「今度、暇だったらでいいんだけど...」

由紀「はい...?」

佐江「バスケットのインターハイ 応援に来て」

由紀「...」




まさか...こんな日が来るなんて、思わなかった!

憧れてた先輩から、ふいに声を掛けられた...




佐江「お願い!」

由紀「はっ!はい!是非応援行かせていただきます!」

佐江「ありがとう!じゃあ!」


ビックリして、固まっちゃった...



倉持明日香「ゆきりん、よかったじゃん!」

高城亜樹「そうだよ!名前も覚えてくれてたじゃん!」


ホント...
私の名前知ってたこと、びっくりしちゃう


倉持明日香「このまま上手くいくんじゃない!?」

高城亜樹「宮澤先輩もゆきりんのこと好きなんじゃない!?」

由紀「そんなんじゃないと思うよ」

倉持明日香「羨ましいなーこのこのー!」

高城亜樹「ほんっと!私も行きたいなー」

倉持明日香「ヒューヒュー!」



もっちーもあきちゃも何言ってるんだろ。
絶対に違うのに。
まわりの友達が囃し立てるよ。
ヒューヒュー!
ん?ヒューヒューっておかしくない!?







ーその日の夜ー

宮澤先輩...

宮澤先輩のこと考えてしまって寝れない...



私は...
あなたの彼女になれますか?
図々しい質問ですが、聞かせて欲しい。
これから、あなたの彼女になれますか?
夢見がちな性格なので...
教えて欲しい!
ダメならダメと...
ダメならダメと...
心の準備させてください!


ほんとに
心の準備させてください!
フラれる準備、しておきますから!









ー翌日の学校ー



倉持明日香「でもさー、宮澤先輩のこと好きな人ってたくさんいるって聞くよね?」



只今、昨日の三人で、宮澤先輩について討論中です。



高城亜樹「うんうん!2組の河西さんも好きだって聞いたことある!」

倉持明日香「陸上部の後輩の珠理奈ちゃんも!」

高城亜樹「あ!あの、9組のゆいはんも好きっていってなかったっけ!?」

由紀「もういいもういい!ライバル多すぎなんだもん!」


昨日のこと、本当なの?
だって、ライバルが多いから、信じられない!



高城亜樹「宮澤先輩、ほかの人もいるのかな?」

倉持明日香「one of themってこと?」



one of them...
それらのうち一つ?



高城亜樹「たまに、遊びで誘う人いるよね?」

倉持明日香「あー、いるいる!ひどいよね!」



ただの遊びだったら悲しいね...
いや、悲しいどころではないわ。



倉持明日香「試合の日には、他の誰か 呼んでないかな?」

柏木由紀「...あの噂のチアリーダーちょっと気になっちゃう」

高城亜樹「あ!グラウンド見て!宮澤先輩、サッカーしてるよ!」

倉持明日香「ほんとだ!あ、相手チームに一点決まっちゃった」



困ってるその顔も、
カッコよすぎるわ...
ヒューヒュー!
ん?もっちーのヒューヒュー!写った!










ー昼食ー

倉持明日香「あ!今日のゆきりんの手作り弁当、珍しくおいしそう!」

高城亜樹「冷凍食品?w」

柏木由紀「違うよ!手作り!」

倉持明日香「あ、彼女になったら、宮澤先輩にお弁当作ってあげなよー」

高城亜樹「うんうん!あなたにお弁当作っていいですか?なんて聞いちゃって!」

由紀「えーw」



作ってみたいけどねw
でも頼まれてないのにめんどくさい女だと思われたくないから、
早起きして作っていいか答えて欲しい
なんて、聞いたり...



倉持明日香「ゆきりんが、私がお弁当作っていいですか?って上目遣いで聞いたら、誰でもいいって言うと思うよ?w 」

由紀「そんな釣り方しないよw」



本気だったらするかもねww

誰か!調子に乗るB型なので叱って欲しい!
嫌なら嫌とはっきり首を振ってください!











ーインターハイ最終日ー


きゃー!
宮澤先輩カッコイイ!!
最終日まで来たけど...
この試合、決勝!
決勝まで残るってすごいよね!
あ、宮澤先輩のシュート決まった!

3点差で負けてる...
あと、5分...
頑張れー!
宮澤先輩!
秋葉高校!










司会「優勝は...秋葉高校!」



きゃーーーー!!
優勝!優勝!
すごい!!!
宮澤先輩、カッコよかった!







ー帰る時ー

今日、誘ってもらえて嬉しかったなぁ!
...あ、宮澤先輩!
...誰か探してるのかな?
キョロキョロしてる...

でも...
チャンスに攻めないと
悔いが残るから!
ヒューヒュー!
もっちー...w




由紀「あの!宮澤先輩!」

佐江「あ、由紀ちゃん!探してたんだ!」

由紀「え!?あ、あの、応援によんでいただき、ありがとうございました!」

佐江「こちらこそ、来てくれてありがとうね!」

由紀「あの...その.........とってもかっこよかったです!///」

佐江「あ...ありがとう//」

由紀「...」

佐江「...」

由紀「...宮澤先輩!」

佐江「なに?」

由紀「...私はあなたの彼女になれますか?」

佐江「へ?」

由紀「図々しい質問ですが...聞かせて欲しい!......です」

佐江「え...えーっと...その、もう一回言って?」

由紀「あ...あなたの彼女になれますか?」

佐江「ん...」

由紀「夢見がちな性格なので教えて欲しい!...です!」

佐江「うん...」

由紀「ダメならダメと...ダメならダメと...!心の準備させてください! 」

佐江「...」

由紀「お願いします!宮澤先輩のことが大好きです!」

佐江「ダメじゃ...ないよ?」

由紀「え?」

佐江「あ、さっき、由紀ちゃんのこと探してたっていったじゃん?」

由紀「はい」

佐江「佐江、インターハイ優勝したら、由紀ちゃんに言おうと思ったんだ」

由紀「なにを...?」

佐江「あははっ!由紀ちゃんって鈍感だね?」

由紀「え?え?」

佐江「佐江も由紀ちゃんのことが好き!」




終わり







※ゆきりんがB型のため、
調子に乗るO型→調子に乗るB型
に変えました!

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