短編集

□彼女がモテると大変だ1
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彼女がモテると大変だ



柏木由紀×松井玲奈

ゆきれな社会人パロディ

※(♂)と書いてある人は、男化



玲奈side


私たちはとある企業に務めている。
今年、私は入社2年目。
柏木さんは入社3年目に入る。

私はいつもドジばっかりするけど、
柏木さんは結構のやり手だ。




ー朝ー



玲奈「柏木さん!」

由紀「どうしたの?玲奈ちゃん」

玲奈「柏木さんは......」

由紀「ん?」

玲奈「いえ、やっぱりやめときます」




臆病な私。
よくもやしっ子ってよばれるくらい。
自分が思ってることを口に出せないタイプ。





由紀「ねぇねぇ!私たち、付き合ってるんだよね?」

玲奈「ふぇっ!?いきなり何言ってるんですか!?」





そう...
私と柏木さんは付き合ってる。
3ヶ月くらい前から...
私からの告白がきっかけで。




由紀「え!?付き合ってなかったっけ!?」

玲奈「いやいやいや、付き合ってます!」

由紀「でしょ?だったらさ、言いたいこと言ってよ〜!」

玲奈「え...いや、その〜...」



やっぱり声に出すのは難しい。
言ってしまったら引かれてしまうかもとか思ってしまう。





由紀「なんでよ〜ほら、言ってみてよ!」

玲奈「いや〜...」

由紀「私が気になっちゃうから!」

玲奈「わかりました...言いますね」

由紀「よし!せ〜の!」

玲奈「...柏木さんは..................どうしてそんなに可愛いんですか?」

由紀「...へ?/////」

玲奈「なんでですか?なんでそんなに可愛いんですか?」

由紀「いや、私、可愛くないよ?////」

玲奈「可愛くて可愛くて...」

由紀「そ、そんなことないよ///」

玲奈「本当にとても可愛くて...........................心配します」

由紀「心配?なんの?」

玲奈「知ってますか?」

由紀「なにを?」

玲奈「柏木さんがとっても可愛いってことを!」

由紀「...知らない知らない」

玲奈「可愛すぎて誰かに取られるようなことがあったら.........きゃぁああ!想像しただけで......」

由紀「ちょっ!何考えてんのよ〜私、本当に可愛くないから!」

玲奈「誰かに取られちゃったら、私、どうしたらいいでしょうか?」

由紀「取られません!その心配いらないからっ!」

玲奈「でも...」

由紀「大丈夫だって!」

玲奈「(。ŏ_ŏ)」

由紀「大丈夫大丈夫!」

玲奈「新入社員さんなんかに取られないでくださいよ!」

由紀「私が好きなのは玲奈だけだもん!」




本当に心配だ。
全く、自分の可愛さを一個も理解してないんだから!


今日は新入社員が入って来る日。
この会社で初めて私の後輩ができる。
どんな子がくるんだろう?







篠田部長「はい、みんな注目!」
(♂)


と、篠田部長が言った。
篠田部長の横には4人の男女が立っていた。





篠田部長「今日から新入社員が4人も入ってきてくれたよ!しかも美男美女がまた多い!」

篠田部長「じゃ、一人一人自己紹介お願いね〜」






宮澤佐江「宮澤佐江です!この会社の商品がとても好きなのでこの会社に務めさせていただくことになりました!よろしくお願いします!」
(♂)


わーお
カッコイイ人...
こんな人に迫られたら一瞬で堕ちちゃうよ








増田有華「増田有華です!関西の方から来ました!標準語を勉強中です!たまに関西弁が混ざりますがよろしくお願いします!」
(♂)


この人も色黒くてカッコイイ...
なんか強そうなイメージ







松井珠理奈「松井珠理奈です!みなさん、よろしくお願いします!」


挨拶短っ!
子供っぽい女の子だなー








大川莉央「大川莉央です。この会社は、研修から楽しかったので入社させていただきました。よろしくお願いします。」


理数系女子?
なんかそれっぽい...









篠田部長「じゃあ...そうだね......由紀ちゃんと玲奈を教育係に任命(*`ω´)」

玲奈「はっ...はい!」

由紀「は〜い」

篠田部長「じゃ、後はよろしく〜」


と、篠田部長のむちゃぶりのように、教育係に任命された私達。









由紀「初めまして!入社3年目の柏木由紀です。一応経理担当です。」

玲奈「初めまして、入社2年目の松井玲奈です。一応工務課担当です。」

4人「よろしくお願いします!」


大川莉央「...あの、ひとつ質問いいですか?」

由紀「いいよ!」

大川莉央「先程の自己紹介してくださってたことで...お二人ともの担当で『一応』と言われてたのですが、なぜでしょうか?」

由紀「あーそのことね」

玲奈「この会社、担当は決まってるけど、小企業だからオフィスは一緒だし、ほとんどオールで仕事してるから!」

大川莉央「そうなんですか。ありがとうございます。」





由紀「えーっとじゃあ...まずは会社内案内と行きましょうか」


いろいろな場所へと案内をし、
いよいよ仕事への指導となった。



玲奈「書類によると、増田さんと大川さんが柏木さんの仕事と近いようなので、柏木さんに指導してもらってね」

大川莉央・増田有華「はい!」

玲奈「宮澤さんと松井さんは私とお願いします」

宮澤佐江・松井珠理奈「はい!」



仕事上の関係で、
私は宮澤さんと松井さんの指導をすることになった。








玲奈「...以上で工務課の簡単な説明は終わりです!」

宮澤佐江「ありがとうございます!」

松井珠理奈「もうお昼ですね!」

玲奈「はい!なので、今から3人で食堂行ってご飯食べましょ?」

松井珠理奈「いいですね!」


私は宮澤さんと松井さんと仲良くなった。
柏木さんはどうしてるのかな?






食堂

玲奈「あ、柏木さん!お疲れ様です!」

由紀「玲奈ちゃん!今からご飯?」

玲奈「そうです!柏木さんは?」

由紀「わたし達はもうおわったよ〜今から部長に仕事を貰いに行くところ!」

玲奈「そうですか!頑張ってください!」

由紀「うん!玲奈ちゃんも頑張ってね!」

玲奈「はい!」

由紀「あ、もちろん。宮澤さんと松井さんもねっ♪」

宮澤佐江「は、はい!」

松井珠理奈「ありがとうございます!」

由紀「じゃあね!よし、午後も頑張ろう!」

大川莉央・増田有華「はーい!」



柏木さん流石だなぁ...
柏木さんに教えてもらったらあの人たち伸びそうだなぁ...
私も頑張らなきゃ!








玲奈「午前中終わったけどどう?」

松井珠理奈「楽しいです!」

宮澤佐江「佐江も!」

玲奈「そう、よかった!何か質問とかはある?」

松井珠理奈「仕事と関係ないことでもいいですか?」

玲奈「いいよ!」

松井珠理奈「松井さんって好きな人いますか?」

玲奈「ぶっ!」

宮澤佐江「佐江も聞きたいです!」

玲奈「えぇー...」

松井珠理奈「あ、いるんだ!」

玲奈「え、まぁ...いるけど...」

松井珠理奈「付き合ってるの!?」

宮澤佐江「珠理奈、敬語は?それに失礼だよ!」

玲奈「あ、別に敬語じゃなくていいよ?1年しか変わんないんだもん。しかも玲奈でいいよ。同じ松井だし。佐江くんも玲奈でいいよ?」

松井珠理奈「おー!ありがとう!で、付き合ってるの!?」

玲奈「いや、付き合ってないよ!」



『柏木さんと付き合ってる!』なんて言えない。
絶対に言えない。
柏木さんと私が付き合ってることは会社には秘密にしてある。
知られちゃったら...
ほら?...ね?からかわれたり面倒だからね?




松井珠理奈「えぇー玲奈ちゃん可愛いから絶対彼氏いるとおもったのにー」

玲奈「いやいやいや」

宮澤佐江「あ、じゃあ柏木さんは彼氏さんいるんですか?」

玲奈「え!?」



まさかの...!?
これは、いないって言うべきだよね?



玲奈「いないって言ってたよ」

宮澤佐江「はぁ...よかった...」

玲奈「え?よかったって?」

松井珠理奈「あれ?あれあれあれ?佐江くん、もしかしてー?」

宮澤佐江「あ、あ、しまった!」

松井珠理奈「一目惚れ?」

宮澤佐江「そう...なのかな?」

玲奈「...」



うそでしょ...
どうしたらいいのー!!!
え、え、えー!?



宮澤佐江「あの、玲奈さん...柏木さんに好かれるにはどうしたらいいでしょうか?」



そんなの...
答えようないよ...



玲奈「んー...」

松井珠理奈「柏木さんも可愛いからなぁ......ちょっとずつアピールするしかないんじゃない?」

玲奈「アピールって...」

宮澤佐江「アピールかぁ...」

松井珠理奈「誕生日に告白するとか!!!」

宮澤佐江「あ、柏木さんの誕生日っていつですか?」

玲奈「7月15日だけど...」

宮澤佐江「じゃあまだまだか...」

松井珠理奈「いっそ今日、仕事終わりにコクっちゃうとか!」

玲奈「えっ」

宮澤佐江「...そうだね。柏木さん優しそうだから、まずは友達から!っていってくれそうだし」

松井珠理奈「佐江くんもイケメンだから以外とあっちも一目惚れしてたりしてー!」

宮澤佐江「うーん...そうだったら嬉しいけどね」

松井珠理奈「よし!じゃあ、玲奈ちゃんお願いします!」

玲奈「へっ!?なにが?」

松井珠理奈「新入社員歓迎会とでも題して、6人でご飯行きませんか?」

宮澤佐江「お願いします!」

玲奈「え...うん、わかった」

松井珠理奈「では、柏木さんたちに連絡お願いしますね」

玲奈「あ、うん、あとで電話しとくね」



どうしよう...
これは先に柏木さんに言っとくべきだな!



続く


長かったので二つにわけました。
また今度、2を更新します!

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