短編集

□女神と天使
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女神と天使


「翻訳してね!」の続編です。

小嶋陽菜×柏木由紀

にゃんわげ社会人パロディ

★リクエスト




由紀side

昨日、小嶋部長から告白され、付き合い出した私たち。
実は告白されたあと……




陽菜「じゃあ...私と付き合ってもらえますか?」

由紀「はい!よろしくお願いします!」

陽菜「ありがとう!!!」



陽菜「あ、小嶋部長ってやめてよー」

由紀「え!?」

陽菜「好きで部長やってるわけじゃないんだし、付き合うんだから、陽菜って呼んでよ!」

由紀「いや、歳も小嶋部長の方が上ですし、やっぱり立場というものが…」

陽菜「そんなに変わんないじゃん!」

由紀「でも…」

陽菜「じゃあ明日、今日の3倍残業だそっかなー?」

由紀「え…」

陽菜「じゃあ明日から呼んでね!ばいばーい」







…と、いうことがありまして……
私はいつも通り早めに、家が近いもっちーと通勤して、
他の社員さん達が来る前にのんびり喋っている。



由紀「昨日ね…小嶋部長に告白されちゃった///」

倉持明日香「おーおめでとう!」

由紀「それで…小嶋部長に『陽菜』って呼んでって言われたんだけど…」

倉持明日香「呼べばいいじゃん」

由紀「うーん…」

倉持明日香「小嶋部長が望むことをしたら?小嶋部長を他の人に取られちゃわないようにね!」

由紀「それはもちろん!でもさ...」

倉持明日香「なに?」

由紀「私だけ『陽菜』って呼ぶのもな...」

倉持明日香「え?どういうこと?」

由紀「だって私だって由紀とか由紀ちゃんとかって呼ばれたいもん!」

倉持明日香「あー...確かにね...そうやって言えばいいじゃん?」

由紀「小嶋部長に言えるわけ無いじゃん!」


社員さんが出勤し始めてきた。
そこで私たちのお喋りは終わり。







3時頃…


陽菜「かしわげちゃーん!こっち来て〜」

由紀「は、はい!」




陽菜「この書類よろしく!」

由紀「はい!…って、また翻訳ですか?」

陽菜「うん!じゃあ頑張って〜……いろんな意味でね♪」

由紀「なんですか?」

陽菜「けーいーごー」

由紀「あ、すみません」

陽菜「ま、仕事中はいっかー♪」






あ〜…また大量な…


英訳英訳…
えーっと、

『この度は、貴社との素晴らしい貿易を有難く存じております。』

だから…

『This time I appreciate splendid trade with your company.』


なんかそもそも日本語がおかしい気もする。





3時間後…

結構終わったなあ。
あと1枚!
最後は和訳か…


倉持明日香「ゆきりん帰ろー」

由紀「え、あ、もうそんな時間!?」

倉持明日香「うん、定時。」

由紀「ごめん!今日も先に帰って!まだ書類残ってるし…」

倉持明日香「わかった、先帰るね?」

由紀「うん、ばいばーい」





はぁ…
やるか…
和訳

『This is a discount print.』

ん?
なにこれ!?
『これはおまけプリントです。』!?
はぃっ!?


『Does the overtime work reach now?』

『もう残業はいってる?』

...小嶋部長か.........(´°д°`)
はい、入ってます。


『When it is speed of your work, do you begin overtime work now?』

『あなたの仕事スピードだと、もう残業にはいってるよね?』

...はい、その通りでございます。


『Then do come now to the lobby of the first floor because the work may be over?』

『じゃあ、もう仕事終わっていいから、1階ロビーまで来てね?』

え?


『 I wait.』

『待ってる。』


ええええ!?
すぐ行かなきゃ!






1階ロビー

由紀「小嶋さん遅くなってごめんなさい!」

陽菜「かしわげちゃん、敬語はどうしたの?」

由紀「え?」

陽菜「陽菜って...呼んでくれないの?」


...か、可愛い!
そんな上目遣いで、
私の手をイジイジして...
これは...






天使







陽菜「.........わげちゃん?かしわげちゃん?」

由紀「あ、ごめんなさい!」

陽菜「聞いてた?」

由紀「ごめん!陽菜...////」

陽菜「かしわげちゃんやっぱり可愛い!!!」

由紀「え!?私?」

陽菜「うん」

由紀「いや、陽菜...こそ天使みたいで...///」

陽菜「ならかしわげちゃんは女神」

由紀「いや、そんな!?」

陽菜「あ、今からあいてる?ご飯行こう?」

由紀「はい!もちろん!」

陽菜「じゃあ、行こっか?由紀ちゃん♪」

由紀「え!?////」

陽菜「あれ?呼んでほしいんでしょ?知ってるよ♪」

由紀「なんで...?」

陽菜「倉持さんに聞いたよー」

由紀「え////」

陽菜「『ゆきりんが私も由紀ちゃんって可愛い小嶋部長から呼ばれたらなぁって呟いてましたよw』って言われたから!」



もっちーめ......(´°д°`)
..................ナイス。


由紀「え、いや、ありがとう//」

陽菜「由紀ちゃんはやっぱり女神だね♪陽菜、由紀ちゃんの照れた顔大好きだもん」

由紀「陽菜も天使!私、陽菜の笑った顔が大好き!」


何言っちゃってるんだろう///
恥ずかしいから話題を変えよう///


由紀「あ、陽菜は何食べたいの?」

陽菜「んー...由紀ちゃん!」

由紀「え!?」

陽菜「嘘だよ」

由紀「なーんだ!ビックリした!」

陽菜「レストランいこー!」

由紀「うん!」



終わり

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