小説

□仲良し夫婦?
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「爆豪くん!!本当に君は何度言っても直らないな!!」


「うるせえな!!別にいいじゃねえか!」


「良くないだろ!机に足をかけてはいけないのは当たり前の事だ!!」



「一々お堅え野郎だな!!!」



「まぁまぁお二人さん、痴話喧嘩はよしなさいな」


「んだとテメェ!!アホ面!!」

上鳴がいつものように二人をからかうと、爆豪にアホ面と言われてへこんだ


「わわっ!爆豪!オメェ爆破すんな!」

爆豪は切島方面に爆破をした


「そうだぞー夫婦で喧嘩なんかよるあることだー」


「峰田くん…あんまりそう言う事いうと…」

緑谷が峰田に言おうとすると


「誰が夫婦だ!!ボケぇ!」


「俺たちは夫婦じゃないぞ!」


峰田は爆豪の爆撃で吹っ飛ばされて、飯田に首を持たれてブンブンと振られている


「本当に二人とも仲がいいな」


常闇がまた話をほじくり出す


「仲がいいの問題じゃないだろ!」


「でもよ、いつもそんな感じのことやってんじゃん」


「それは爆豪くんがっ!」


「コイツが突っかかってくんのがいけねえんだよ!」


「被ってるー」


ウケるーといって上鳴が笑うと今度の標的は上鳴になった


爆豪と上鳴が追いかけっこ(もう捕まって爆破されてる)を見ながら飯田と話す



「飯田!お前ら付き合ってんじゃないのか!?」

「付き合っている!?なんてことを言ってるんだ!!不純同性交遊など…まだ高校生だぞ!」


「まぁ確かに高校生だが…付き合うぐらいいいんじゃないか?」


「僕もいいと思うよ?」


「2人まで…」


「でも、かっちゃんと付き合うとか大変そう」


「確かにな…」


「毎回爆破されんだぜ!?耐えらんねえよ!」


「あっ、上鳴くん、生きてたんだね」


「無事ではないがな…」


「切島くんは?」


「今爆豪抑えてる」


「大変だなー」

「あ、でもよ爆豪って飯田には甘いよな」


「はぁ!?」


「あ、確かに!!」


「よく見ると飯田には爆破しねえしな」


「俺にはすんのによー」


「僕もされるよ!」


「羨ましいぜ!飯田!」


いつの間にか戻ってきた切島にまで言われて飯田は顔を真っ赤にして否定する

「な…何を言ってるんだ!!」


「テメぇらマジでふざけんなよ!!!」


「おい、なんで俺まで」


常闇も巻き込みながら全員で爆豪に爆破されないために逃げる


「飯田くん!かっちゃんと頑張ってね!」


「飯田!頑張れよ!」


「お前ならなんとかなる!!」


「怪我には気をつけろ」


「だから君たちは何か勘違いしていないかい!?」


「黙れ!!そして俺にお前ら全員殺させろ!!!」


「爆豪くん!君はなんてことを言うんだ!」



「またこのパターンかよ」



こうして爆豪から逃げ惑いながらも飯田にファイトを贈る



「だから不純同性交遊はいけないことだっ!!!」


全員がそこじゃないだろと心の中でツッコミを入れる


「オイラは女が好きだけどね!!!」



皆に踏まれていた峰田がむくりと起き上がって言うと、爆豪に殴り飛ばされた


「峰田…乙」


峰田が可哀想なことになっているが自分の命が危ないと察知した奴らはどんどん逃げる



「全員ぶっ殺す…」


呪いのように爆豪がいうと、飯田がいきなり止まった


「爆豪くん!!今は高校生だから不純同性交遊は出来ないが!卒業後ならいいぞ!」


「ハァ!?」


「えーーー!!!」


「飯田!それって…」



「?」


「う…………………うるせえんだよ!!!」


「ウォわーー!」


「爆豪が照れた…」


「飯田くん!意味分かっていってるの!?」


「ああ、もちろん!」


「どこからくるんだよその自信…!男らしいな!!」




「飯田は意味をしっかり理解できているのか!?そして、爆豪はその意味を理解して卒業後まで待つのか!どうなるのか楽しみですねえ?」


「オイアホ面…そのアホ面…二度と見れなくしてやるよ」


「爆豪!ちょっとタンマ!!!ギャアァァァーー!」



「飯田…頑張れよ」


「飯田くん!頑張って!」



こうして二人を犠牲にして何とか爆豪を落ち着かせた



「オイ!飯田!!」


「なんだ!?というか苗字で呼んでくるなんて珍しいな!?」


「そんなことはどうでもいいんだよ!?卒業後!!迎に行くからな!!卒業の日の夜空けとけよ!!」



「えっ、あぁ…わかった?」



「飯田くん…あれ完璧に意味理解してないよね…」


「飯田…卒業の日に処女失うのか…」


「うわー…不憫過ぎて涙出てきそうだわ」


「卒業の日に迎えに行くなんてロマンチックだな!!」


「女役…」


復活した峰田と上鳴、それに常闇と緑谷と切島はこそこそと話しをする



当の飯田は



(卒業の日に爆豪くんが迎えに来るのか…)


事の重大さがわかっておらず、爆豪は


(卒業の日まで我慢できるのか…)



そんなことを気にしていた



「まぁお幸せに…」


「卒業の日は尾行決定だな」


「ある意味心配だしね」



そして卒業の日には二人のことを尾行しようと考える5人であった

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